こんにちは、かずです。
今回は灘中学校、灘高校の社会科の授業について書いていこうと思います。
前編、中編で、癖の強い先生による数学、英語、国語、理科の授業について紹介してきましたが、これと同様に社会科でも癖の強い授業が展開されています。
前編、中編はこちらのリンクから読めます。ぜひ読んでみてくださいね。
いったいどんな授業何でしょうか?気になりますよね?
というわけで、早速見ていきましょう!
地理
ギャグセンス以外は素晴らしい授業!
まず地理の授業がどんな感じだったかについて書いていきましょう。
皆さんは地理の授業といわれると何を思い浮かべるでしょうか?
海外のよく分からない都市や山の名前をひたすら覚えさせられて、何種類もあるややこしい気候の分類をさせられる…そんな感じの授業を思い浮かべるかもしれませんね。
でも、灘の地理の授業はちょっと違います。
確かに都市の名前や山の名前、気候の分類を覚えることは変わらないのですが、覚えやすいように毎回テーマに合わせて写真が提示され、それに沿って授業が行われるのです。
この形式の授業は(少なくとも僕には)すごく合っていて、毎回の授業がすごく楽しみでした。
今でも鮮明に覚えている写真もあるほどです。
またそれ以外にも、独特のイントネーションを駆使して頭に残りやすくなるようにしてくれるなど、生徒が覚えられるようにという工夫が詰まった授業でとてもよかったです。
皆さんもこの授業を真似して地理を勉強してみるといいかもしれませんね
ただ、そんな素晴らしい授業をする先生でしたが、一つだけ弱点がありました。
それが上にも書いている通りギャグセンスが壊滅的だという点で、実際よく草が腐った、土砂がどしゃっとなどの迷言を言い放ち教室を凍り付かせていました。
人間はだれしも完璧ではないということですね。
日本史
黒板が芸術的な授業!
次に紹介するのは日本史の授業です。
日本史といえば、眠気を誘うような声の先生が、眠気を誘うような授業を展開し、授業を終えた時には教室の8割が寝ているみたいなイメージですが、灘はやっぱり違います。
僕が教わっていた日本史の教師はとにかくパッションにあふれており、一授業でチョークを何本も折るほど力強く板書をされる先生でした。
また、図や文字を情熱の赴くままに黒板に記すため、授業終わりの黒板は生徒からいつも「芸術」と呼ばれていました。
端的に言うと、豪快な黒板の使い方と文字の書き方で、後から板書が読めないという意味です。
と、教師の癖の強いところを書いてきたわけですが、授業自体は分かりやすく、さらに強い情熱で印象に残りやすかったので好評でした。
また、テストでも毎回何問か面白い問題があり、結構好きな科目だったのを覚えています。
と、日本史の授業の癖の強さが分かっていただけたところで、次は世界史の授業についてみていきましょう。
世界史
人物1人につきエピソード5分!
最後に世界史の授業について書いていきましょう。
灘の世界史の授業は、先生が授業プリントを配り、授業プリントの穴の開いているところを埋めていく感じで授業が進んでいくのですが、この形式は結構普通ですよね?
先の2つの授業の癖があまりにも強すぎたからかもしれませんが、授業形式の癖は薄いように見えます
しかし、形式は普通でもやはり変わっている点があります。
それが、授業数回でようやくプリントを1枚終わらせるという授業ペースです。
もちろんプリントがめちゃくちゃ大きいとか、細かい文字でびっしり埋まっているとかいうわけではありません。
では、なぜそんなに進行が遅いのかというと、一人の人物に対して大体数分、長い時にはプリントをもう一枚余分に配って10分以上その人について語るのです。
時には人物以外について語ることもありました。
しかも、この語りが面白くないとみんな寝てしまうのですが、長年そのスタイルでしていらっしゃるせいか妙に語りがうまく、また語る内容も間抜けで面白いものが多かったので、多くの生徒はそれに聞き入っていました。
社会の先生は面白く印象に残る授業をするのが一番いいのかもしれませんね。
まとめ
地理の授業はギャグ以外は素晴らしかった!
日本史の授業は芸術点が高かった!
世界史の授業は先生のエピソード語りがメインだった!
いかがだったでしょうか?
灘高校には本当に癖の強い教師が集まっていたのですが、癖の強い人しか採用しないなんていう規則でもあるのでしょうか?
ただ、癖の強い人の授業は印象に残りやすくもあるので、特に社会など生徒に覚えてもらうための授業は癖の強い先生が向いているのかもしれませんね。
他の学校を知らないのでもしかしたら普通なのかもしれませんが、楽しんでいただけていれば幸いです。
それではまた次回。
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