こんにちは、かずです。
今回は灘高校の行事について書いていこうと思います。
これまで灘校の記事を計10個書いてきて、灘校が変わった学校であるということが伝わってきているとは思いますが、なんと灘校、行事まで変わっています。
灘校がなぜ変わっているかは、この下の記事を読んでいただければわかると思います。先生も生徒も変わっていれば、行事も変わったものになるのは必然だと言えるでしょう。
どんな行事か、どういう風に変わっているのかを面白く分かりやすく書いていこうと思うので、是非最後まで読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう。
遠足
現地集合、現地解散が基本!
まずは灘高校の遠足からです。
遠足なのでもちろん遠くへ行ってその土地の観光名所を回って楽しむ、というのは普通の高校と変わりません。
では何が普通でないのでしょうか?
その普通じゃない点は、遠足での移動手段にあります。
普通遠足というと朝学校に集まって、全員でバスに乗って現地まで行き、別の目的地に移る時にもその都度集まってバスで移動しますよね?
灘校ではなんと基本的に現地集合、移動もバラバラ、挙句の果てには現地解散だったのです。
バスを使ったのは中学2年生までの遠足と野外活動と修学旅行だけでした。低学年ではさすがに危ないですからね。
でも、そうは言っても学校から近い距離だったから現地集合だっただけじゃない?なんて思われるかもしれませんね。
しかし、そんなこともありません。
確かに僕らの学年では京都が現地集合した中での最高記録でしたが、中には滋賀で現地集合になった学年もあったそうです。
同じ近畿圏でも滋賀となると遠く感じますね…
また、この現地集合、現地解散の文化の派生形として、特に上級生になると遠足で何をするかは生徒に放り投げられて委ねられていました。
詳しく説明すると、遠足の大雑把な行先(例えば嵐山だったり京都散策だったり)は事前に決められているのですが、その中でどこを回るか、何をするかは自由に決められるようになるのです。
例えば中学までは「この範囲で散策」だったのが高校2、3年になると「ここに4時に戻るように散策」になるのです。
この方が先生も楽になりますし、僕たちも自由に回れた方が楽しいので素晴らしいことだと思いますが、全員がしっかりしているからこそなせる技なのかもしれませんね…
体育祭
受験直前の応援団!
続いては灘高校の体育祭についてです。
これも先ほどの遠足と同じように、名前からは特に変だという印象は受けませんし、実際に灘校の行事としては逆に珍しいほど普通に近いです。
じゃあなんで紹介したんだ!と言われそうですが、この体育祭の変わっている点はなぜか垂れ幕と採点項目に入っている点と、応援団を高3がしている点にあります。
変わってますよね?
と言われても、分からないと思うので順番に説明していきましょう。
まず垂れ幕の方ですが、灘校の体育祭では毎年グラウンドの横の高校棟に、8枚の垂れ幕が掛けられるという伝統があります。
この垂れ幕は中学1~3年の4クラス、高校1~3年の4クラスで作るのですが、体育祭の採点にも入ることもあり、毎年すごいクオリティのものが作られるのです。
なぜか採点対象なのです。
運動会の一つの目玉になっていることは確かですが、なんで採点対象になったんでしょうか?
まあそんな疑問はおいておいて、もう一つ変わっている点が、午後の部の最初に高3(と一部の高2、高1?)が披露する応援団の演技です。
え、それくらいやっている高校はあるんじゃない?なんて思われるかもしれません。
でも灘の変わっている点は、これを受験直前の高3が自主的に集まって、自分たちで何をするかを考え猛練習するという点なのです。
毎年灘の体育祭は九月の半ばくらいにあるのですが、体育祭に向けての準備は通常ほとんど行いません。
授業でリハーサルを一回して終わりです
しかし、応援団だけは違います。
受験期の夏休みにもかかわらず集まって部屋を借りて練習をし、前日、本番は最後の仕上げをします。
なぜか応援団だけは本気なのです。
しかも、結構ハードなのにクラスの半分ぐらいの人は参加します。受験前なのにみんな余裕ありすぎじゃないですかね…
自主参加にもかかわらずクラスの半分は参加するというのも驚きですが、さらに驚くべきことは、なぜか主体となってやっている人には理3や京医志望の優秀な人も結構いるのです。
班員として参加するだけでもなかなかハードなのに、それを率いるのはさらに大変だったと思います。
文武両道とはまさにこの人たちのことを指すのでしょうね。
まとめ
灘は行事も変わっている!
遠足では生徒の自主性に任せる!
体育祭では高3が応援団を取り仕切る!
いかがだったでしょうか?
例のごとく、そんなに変わってないなんて思われるかもしれませんが、そこはご了承くださいね。
灘校に興味を持っていただけたり、楽しんで読んでいただけたりしたなら幸いです。
それではまた次回。
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