こんにちは、画像診断医かずです。
最近医師の生活や進路についての話がメインでしたが
今回は、久しぶりに灘校に関連した話ということで
以前書いた灘校に入るメリットについての記事を見返してみて、新たに感じたことを色々書いていきたいと思います。
さっそく見ていきましょう。
なぜ「改」か
社会人になってメリットを感じることが増えた!
なぜこのタイミングでこの記事を書くことにしたのかを触れていきます。
先ほども書いたように僕は以前灘校に入るメリットについての記事を書いていますが

下の記事ですね。ぜひ読んでみてください。

当時はまだ学生から社会人になる境目のような時期で、どちらかというと「学生時代の思い出の延長線」や「社会人生活に向けての夢と希望」といった観点からの記事でした。
しかし、前回の記事から早くも5年の歳月が経ち
この5年間、僕は医師としてのキャリアを本格的にスタートさせ、実際に社会の荒波に揉まれながら働く日々を送ってきました。
その中で、きれいごとを抜きにして灘校を卒業したメリットがどこにあるのかという、言わば実務的な記事を作りたいと思ったのです。
これから受験を控えているお子さんを持つ親御さんや、現役の学生の皆さんに、少しでも将来のリアルなイメージとして伝われば幸いです。
医師の卒業生がたくさんいる
学会などでも知り合いができる(こともある)!
まずは、僕の本職である「医療の世界」におけるメリットからお話しします。
よく「医師の世界は狭い」と言われますし実際に僕もそう書いてきましたが、これは本当にその通りです。
特に同じ医療圏であれば、診療科の垣根を越えて噂はすぐに回りますし、他院であっても共通の知り合いを通じて繋がることが日常茶飯事です。

病院内での飲み会などもあるため、噂話には診療科の垣根なんて関係ないのです。気を付けましょう。
そんな狭い世界において、「卒業生に医師が多い」というのは、想像以上に強力なメリットになります。
例えば、日々の業務で他院の先生に患者さんを紹介する際、書くのが「紹介状(診療情報提供書)」です。
全く面識のない先生宛てに書くときは、定型文を並べた無難な内容になりがちですが、相手が知り合いである場合はどうでしょう。
もちろん公式な書類ですから崩した書き方はしませんが、「あの先生ならこの情報を欲しがるだろうな」と、顔を思い浮かべながら非常にスムーズかつ的確に書くことができます。

ついでにラインで「こういう患者さんがいるんだけど・・・」なんて送ったりもできます。
もちろん、同じ病院内での他科との連携(コンサルト)でも、同じことが言えます。
僕自身、研修医の時に飲み会の席でたまたま耳鼻科の先生が灘校出身であることが分かり、その後仕事で気軽に電話相談をできたことがありましたし
つい最近も(なぜか同じように耳鼻科の先生でしたが)、灘校出身の先生と仲良くなり飲みの席でも会話に参加しやすくなるみたいなこともありました。
また、逆に僕が灘校の後輩にあたる先生たちから相談を受け、色々なアドバイスを送ったりする機会もあったりと
見えない所で灘校を卒業したことが仕事に生きているなぁと感じるのです。
さらに、これは若手時代だけでなく、上の世代の先生に対しても同じです。
病院内で雲の上の存在のような偉い先生であっても、「実は灘の卒業生らしい」と分かれば、挨拶に行くハードルは一気に下がります。
先生方も後輩にはどこか目をかけてくださる傾向があり、初対面でも「何回生?担任は誰だった?」という会話から一気に距離が縮まることが珍しくありません。

同じ大学でも盛り上がりますが、意外と中高時代より共通の話題は少ないんですよね。
医師になるなら是非灘校に!
知名度がある
みんなが知っているためネタにしやすい!
次によく感じるのは、社会における灘校の知名度です。
「灘」という、漢字一文字で表される珍しい名前の響き。
そして、クイズ番組やドキュメンタリーなど、何かとメディア・テレビに取り上げられる機会が多いこと。

あとは卒業生の変人の多さ!
これらが相まって、初対面の相手であっても「あ、灘ね!」と、すぐにキャラクターを覚えてもらえるのです。
これはビジネスや人間関係の構築において、非常に有利なスタートダッシュになります。

現にこのブログも灘校の名前を大いに使ってますからね。
もちろん、「大人になってまで中学受験や高校受験の実績に頼るなんて恥ずかしい」とか「過去の栄光にしがみついているようで格好悪い」と思われる方もいらっしゃるでしょうし、実際僕の友人にもそういうことを言う人はいますが
個人的な意見としては、「使える武器は使えばいい」と思っています。
確かに、仕事の実力が伴っていないのに「自分は灘出身だから」とふんぞり返っている人はダサいですが、それはその人次第です。
社会は個人主義・実力勝負だと思うので、人に何を言われようが、自分が「灘校」の看板を下げられるほどの実力を持っていれば気にする必要はないでしょう。

まあ、僕がその実力があるとは言ってません。批判も気にします。
知名度があるというのは、それだけで相手の記憶に残る「フック」を持っているということです。わざわざ自分から鼻に突っ込んで自慢する必要はありませんが、相手から話を振られたり、自然な流れで開示したりする分には、これほど便利なコミュニケーションツールはありません。過去に自分が努力して手に入れた環境の遺産なのですから、社会を生き抜くための潤滑油として、ありがたく活用させてもらえばいいのではないでしょうか。(by Gemini)

かっこいいセリフ過ぎて自分が書いたことにできませんでした。
各世界に面白い知人がいる
飲み会での意見交換も面白い!
「多方面で第一線で活躍する、面白い知人がたくさんいる」ということもメリットとして挙げられます。
同窓会の記事(↓)でも少し触れましたが、灘校の同期や前後輩たちの進路は、本当に多種多様です。

医師になる人間が多いのは確かですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に、全く異なる世界に飛び込んで頭角を現している人間がゴロゴロいます。
これがなぜメリットになるのか。
例えば、将来的に自分で何か新しい事業を起こしたい、あるいは「起業」を考えたとします。
その時、自分の周囲を見渡せば、「法律の専門家である弁護士」「最先端のシステムを組めるエンジニア」「資金調達に詳しい金融マン」などなど、必要な能力を持った優秀な人材がすべて「友達」の枠組みの中で見つかるのです。
全く面識のない業者に高い費用を払って依頼するのと、気心が知れていて、なおかつその分野のトップランナーである友人に「ちょっと相談に乗ってほしい」と声をかけるのでは、スピード感も信頼度も天と地ほどの差があります。

全員が医学部に行く学校の百倍面白い環境だと思います。
また、起業のような大きなライフイベントでなくても、将来的に「転職」や「キャリアチェンジ」を考えるシチュエーションはあるでしょう。
そんな時、多方面に信頼できる知り合いがいれば、表には出てこない業界のリアルな裏事情や、具体的なアドバイスをダイレクトに貰うことができます。
もちろん、「自分自身が日頃から努力し、周囲に信頼される人間であること」は大前提ですが、その上で、これほど心強いネットワークは他にありません。
20代、30代と年齢を重ねるにつれて、人間関係の質、いわゆる「人脈」の大事さをより強く感じるようになります。
灘校が素晴らしいのは、単に「頭が良い人が集まる」というだけでなく、「それぞれが異なるベクトルで天才っぷりを発揮し、お互いをリスペクトし合える関係が大人になっても続く」という点にあるのだと思います。
まとめ
- 医師の世界という狭いコミュニティにおける繋がりの強さ
- コミュニケーションを円滑にする「抜群の知名度」という武器
- 人生の選択肢を広げ、困った時に助け合える、多方面で活躍する友人たちの存在
いかがでしょうか。
5年前は漠然としたことしか書けませんでしたが、社会に出てメリットを感じることが増えました。
このタイミングでこの記事を書けたのはよかったと思いますし、逆に周囲を見ているとデメリットも少しだけ見えたので、それについてもまた書きたいと思います。

是非ブックマークしておいてください。
この他にも「灘校のこんなことが知りたい」だとか、「医師になってから~についてはどう?」みたいな質問があれば是非コメント欄で教えてください。
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それでは、また次回。



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