灘中学、灘高校ってどんなところ?②文化祭の裏側【卒業生が書く】

灘高校時代

こんにちは、かずです。

今回は灘校の行事の中でもとくに有名な、灘高校の文化祭の裏側の事情について、書いていきたいと思います。

なお、これは別に続きというわけではないのですが、前回の灘の友達についての記事も下に貼っておくので、興味があれば読んでみてください。

もう読んだという人、文化祭しか興味がないという人は下の記事へ!

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灘高校の文化祭とは?

毎年数万人訪れる一大イベント!

まず灘高校の文化祭を知らない方のために、軽くだけ灘高校の文化祭とは何かという説明をしておきます。

灘高校の文化祭は一般的な学園祭や学芸祭と、基本的には変わらないのですが、2つだけ一般的な文化祭と違うと思われるポイントが存在します。

1つ目は部活ごとの出し物しかないという点、2つ目は毎年何万人という人が訪れるという点で、これによって文化祭にも関わらず、その地域の一大イベントのような独特な雰囲気になります。(実際最寄りの住吉駅に案内が出たりします)

この下に2019年の文化祭の公式サイトを貼っておくので、雰囲気を知りたい方は参考にしてみてください。(まずホームページのクオリティがすごいです…)

https://fest.nada-sc.jp/2019/

話を戻して、なぜこういう状況になるのかというと、まず部活ごとの出し物しかないため、生徒は自分の部活の出し物だけに集中することができます。

その結果展示のクオリティが非常に高くなり、毎年大反響の鉄研ジオラマの展示や、砂金堀り、プラネタリウムなど教師の情熱も見えている地学研究部の展示をはじめ、興味を惹かれる展示が所狭しと並ぶことになります

しかも、文化祭の日程がゴールデンウィークの始まる5/2,5/3であり、交通の便も比較的よく、一般の人も入場可能なことから、毎年すごい数の人が来てくださるのです。

しかし、この文化祭の主催者である生徒たちの話は、聞いたことがないのではないでしょうか?

というわけで、灘高校OBの僕が文化祭の裏側で実際に働いていた体験談を書いていこうと思います。

準備は冬から始まっている

冬から準備する!

僕はあくまで文化系部活の1部員だったので、他の部活の話は分かりませんが、僕の所属する部活では、文化祭の始まる数か月前から準備を始めていました

部誌に調べたことを載せたり、当日見に来てくれた人に対して見せる展示物を考えたりするのですが、結構悩んだのを覚えていますし、今でも自分が何の発表をしたかも覚えています。

何回か先輩の添削を受けて、完成させるのですが、過去の自分は2月に最初の原稿を送っていたので、なかなか頑張っていたなと思いました。

2週間前位の準備

体験型の展示物の準備をし始める!

冬から準備するのは、主に展示発表や部誌などですが、文化祭が近づいてくると、発表以外の体験型の展示の準備も始めることになります

これも部活によって違いますが、大変な部活は本当に大変で、毎日遅くまでやっているといううわさも聞いたことがあります。

僕が入っていた部活でも、この時期だけは普段なかなか来ないような部員をかき集めて頑張っていました。

ちなみにこの時期になると、だんだんみんな焦り始めて、怠けていると結構怒られます。

みんな意外と真面目です。

直前期の準備

やることは色々あるがなかなか終わらない!

直前期の準備では、やることが次から次へと湧いてきます。

学校が休みになって文化祭準備期間になるのですが、結局毎日朝から学校に行って準備に励みますし、普段より早い時間に学校に登校することもあります。

休みにもかかわらず、校内で同級生と会って、お互いに準備の進捗具合を聞きあうのも恒例です。

この時期にやることは、僕の部活では展示物の清書や部誌の製本(もう少し前だったかもしれません)、発表の練習、机などの設置などなど本当にいろいろあって、全く終わる気がしなくて絶望します。

もちろん毎日かなりの時間働くわけですが、毎年準備がなぜ終わるのかが不思議です。

文化祭当日

1日目は楽しめるが、2日目はとてもハード!

展示品の最終チェックや教室の清掃、仕事の確認などいろいろやることがあるため、文化祭当日は朝早くから登校します。

しかし、いきなりハードな仕事が始まるのかというとそうでもなく、特に1日目は平日のことが多いため人も少なく、部活に入っている生徒はこの午前中に回りたいところを回っておきます。

でも裏を返せば、ここしか文化祭を見て回る余裕がないのです。

2日で数万人という数字は伊達ではなく、自分の発表をはじめ、お客さんの案内や誘導、質問に答えたり連絡を伝えたりと、次から次へといろんな仕事が舞い込んできます

特に覚えているのは、自分の発表だけでなくその両隣の発表も任された時で、内容を大体覚えておかないといけないし、お客さんの誘導もしないといけないしで、本当にその時間はお客さんに来ないでほしいと祈ってました。

後にも先にも、あれだけ短時間で色んな仕事をした経験はないと思うくらい、忙しいですが、意外と楽しかったです。

ちなみに終わった後は片づけをして焼肉に行きます。

まとめ

かなり前から準備をしている!

当日はすごくハード!

意外と楽しいしいい経験になる!

ここまでいろいろ(主に大変だということ)書いてきましたが、やってみると意外と楽しいです。

というのも、自分の好きなことに励むことができますし、何のクラブにも入らずに文化祭を過ごすのは結構暇だからです

それに、一緒に必死になって準備をすることで、部員と仲良くなれたりしますし、いい思い出にもなります。

というわけで、生徒も必死に楽しみながら文化祭を開催しているので、是非来年は見に行ってあげてください!

それではまた次回。

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