こんにちは、かずです。
今回は多くの灘校OBが感じている(かもしれない)「あるあるの悩み」について書いていこうと思います。
このブログでは、これまでちょくちょく、というかかなり頻繫に灘校の面白さやすごさについて書いてきましたが
そんな常識から外れた学校を卒業すると、やっぱり相応の悩みも出てくるんですよね。

日本では常識外れという言葉自体、ほぼほぼ悪いイメージで使われますからね…
ということで、それを知ってもらう&困っているOB達を助けてもらうために、あるある?の悩みをまとめてみたので、一体どんな悩みを持っているのか、ぜひ最後まで読んでみてください。
常識が身についていない
身だしなみとかマナーとか!
はじめに挙げる灘校OBにあるあるの悩みというのが、この常識が身についていないというものです。
過去の記事で灘校の校風は自由であり、校則も2つしかないなんてことを書きましたが、どこの世界でも自由の代償というのは大きいもので…
例えば部活など、本来マナーを学んだりやルールに従ったりすることが求められる場面でも、それらを意識することがほとんどなかったせいで、そういったことにほんっっっとうに疎いんですよね。
部活を休んだり、先輩を煽ったり、体育の授業中ひたすら喋ったり、そういったことがまかり通る世界だったと言えば、世間とのギャップが相当だということは分かっていただけるでしょう。

特に僕は文化部で、決められた活動日などもありませんでしたし、先輩をいじったり後輩にいじられたりしていたので、大学に入ってから本当に苦労しました…
で、この常識の無さ、直そうにもそんなすぐに直るものでもないんですよ。
そもそも部活やバイトなどで、自分が常識からずれていることを自覚しないといけませんし、そこから1つずつ改善していくしかありません。
時間もかかりますし、結構しんどい悩みなんですね。
なので、これに悩んでいる、もしくは気づいていない灘校OBがいたら、優しく指摘して見守ってあげてください!

後このブログの存在を教えてあげて下さい!
もちろん、灘校OB、在校生は、自分が常識外れの行動をしていないか十分に注意しましょう。
みんなと協力というのが苦手
「なじむ」とか「みんなの意見を聞く」が苦手!
続いて紹介するあるあるの悩みというのが、この「みんなと協力というのが苦手」とか「どうしても浮いてしまう」というものです。
この悩みも、灘校の「目立ってもいい」とか「みんなと馴染まなくていい」といった校風に由来するのですが…
別にこの校風が悪というつもりは全くありませんし、目立ってしまっても協力ができなくても全然いいと思うんですよね。

というか、さっきの自由さ含め、灘校の校風を変える必要は全くないと思っています。この文章も、卒業生が同じような悩みを持たないですむように書いていますからね。
ただ、どうにもこの悩みで損をしてしまう人が多い気がするんです。
大学で単位に関しての情報を得られず留年してしまうだとか、クラスで浮いてしまって人脈が出来ず、チャンスが回ってこないだとか、僕の周りにも実際にいますし、世の中には結構いてるんじゃないでしょうか。
1人でできるという気持ちも分かりますし、なじむのはしんどいという気持ちも分かるのですが、やってみると意外と世界が広がったりするので、これを読んでいる灘校生/OBはぜひ検討してみてください。
言葉が激しい
ワードチョイスが尖り過ぎている!
3つ目に挙げられるのが、「言葉が激しくなってしまいがち」という悩みです。
これを書きながら思い出したので、また今度記事にしようと思うのですが、実は灘校生って普段から中々に激しいやり取りをしてるんですよね。

世界情勢について議論したりとか、はたまたお互いを煽りあったりとか…
しかも(僕の経験ですが)若気の至りのせいか、あるいは世間知らずのせいか、悪い意味で物怖じしないんです…
この2つの特徴を併せ持ち、さらに大学生になって浮かれている奴が、言葉遣いを突然マイルドにできるのかというと、もちろんそんなことはあるはずも無く…
案の定、何も知らない初対面の人に対して、全く気付くことなくめちゃくちゃ強い一言を放ってしまうんですよね。

本人が中々気づけないので、余計にたちが悪いんです…
しかも、相手が男子ならまだいいのですが…
女子との話し方が分からない
緊張するため普段よりワードチョイスが尖ってしまう!
ここに、4つ目の「女子との話し方が分からない」という悩みが合わさると、目も当てられないほど悲惨なことになってしまうんです。
以前記事にしましたが、灘校は男子校なので、特に中学から入ったら冗談抜きで6年間一度も女子と話す機会がないんですよ。

精力的な人は塾で交流したり、文化祭で楽しんだりしていましたが、そうでもしない限りほんっとうにないんです。
そんな女子の存在自体を疑っているような奴らが、大学に入って女子と平常心で話せるわけもなく
緊張することでただでさえ激しい言葉に磨きがかかり…
あまりに悲惨なので、この後どうなるかはご想像にお任せしますが、灘校OBの方、特に大学生になって女子の存在を確認し、浮かれている方は本当に気を付けてくださいね。

先輩からの忠告です。マジで
興味がないこともしなくてはならない
興味がないことはしなくて良かった!
さて、最後に挙げる灘校OBにあるある(?)の悩みというのが、この「興味がない勉強もしなくてはいけない」というものです。
この悩みは、特に得意科目だけで大学入試を突破するような灘校OBが持ちがちなのですが、そもそもこういう人達って好きという理由でその科目を勉強してるんですよね。

こういう人たちは、入試に通りたいからなんて全然考えていないんです…
でも、好きのエネルギーがここまですごい人って、逆に興味がないことにはエネルギーを全く割かないということも多くて
嫌いな科目は赤点なんてことも結構あり、さらに灘校もそれを許容する、というかそれに干渉する気がないんですよね。
その結果、大学入試は得意科目が満点近く、さらにもう1科目で点数を稼いで、他の科目は平均以下というピーキーな成績で通るんですけど
まあ知っての通り、大学では嫌いな科目も勉強しないと単位が取れませんから、このギャップにすごい悩むんですよ。

ここまでピーキーではありませんでしたが、僕も結構苦労しましたね…
有り得ないと思われるかもしれませんが、実際にこれで留年する人もいますし、実は人によっては結構深刻な悩みだったりします。

ちなみに、留年する人が多い理由はこちらで解説しているので、ぜひ読んでみてください。
自分がピーキータイプだと思う灘校生の皆さんは、今のうちから気を付けておいてくださいね。
まとめ
灘校生特有の悩みもある!
周りを見て行動しよう!
たまには目立たないことも大切!
いかがでしょうか。
灘校生も悩みがあるんだなぁと思いながら、面白く読んでいただけたでしょうか?

灘校生や大学に入りたてのOB達は、面白く読むのではなく同じ轍を踏まないように気を付けてくださいね。
この他にも灘校の記事や医学部の記事などいろいろ書いているので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
それではまた次回!
コメント