こんにちは、かずです。
今回は、医学部の勉強面でのブラックなところについて書いていこうと思います。
皆さんは、医学部の勉強がどんな感じなのか知っているでしょうか?
僕もよくブログに書いているので、どんな感じかは分かっているという方もいらっしゃると思いますが、今回はより分かりやすく大変さを伝えるため、まとめ形式にして読みやすくしてみました。
是非楽しんで(?)読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう!
国試9割合格の罠
優秀な人が最大限努力している中での9割!
まず医学部の勉強のブラックなところとして挙げられるのが、なんといっても国家試験の合格率が9割と世間にうたわれているところだと思います。
僕も医学部に入学するまでは、国家試験なんて9割の人は通るんだから大丈夫でしょなんて甘い考えを持っていました。
しかし、現実は全く違います。
9割というのは、厳しい受験競争を勝ち抜いてきた医学部の人たちが、さらに必死に勉強した中での9割なのです。
つまり、医学部に合格し、必死に勉強してきた人の中でも10人に1人は試験に落ちてしまうのです。
こう考えるとなかなかブラックですよね?
しかも、医学部を卒業したが、国試は通らなかったという状況になると(国浪といいます)、予備校に足元を見られ何百万/1年取られるといううわさもあります。
皆さんも国試は9割合格するから余裕だという言葉には、気を付けてくださいね…
テスト範囲は1科目スライド1000枚
教科書1冊がテスト範囲の場合もある!
医学部のブラックな面として、試験範囲が膨大であるという面もあります。
医学部のテストは、担当の先生方が自分たちの教えた範囲から問題を作ってそれらを合わせて作成されます。
それの勉強材料が先生方の作ったレジュメなのですが、1授業(60分)につきスライドが40~50枚ほどあったりします。
しかも高校の時と同じく授業がみっちりと詰め込まれていて、1科目30授業ある科目などもあるため、テスト範囲のスライドの数が1000枚ほどあるなんてことがよく起こります。
また、臨床医学では教科書で勉強することが多くなるのですが、教科書も1科目毎に1冊ずつ存在しているので、教科書1冊がテスト範囲とかになります。
CBTのテキストは4000問
偉い人は周回する!
さらに、大学のテストの他に、医学部では全学校共通のテストとしてCBTという試験があります。

詳しくは下の記事を読んでください!
この試験の対策は、QBという過去問集をひたすら解きまくることなのですが、この本なんと合計5巻、全部合わせて4000問近くの問題が掲載されています。
これを3か月くらいかけて解くのですが、大体の人は解き終わった状態でテストに挑みますし、すごい人はQBを周回しています。
そんなわけなので、さすがに医学部の人は結構勉強していると思うのですが…
にもかかわらず解けないテスト
こんなことスライドになかったんですけど!
よく何を言っているのか全く分からない問題が出ます。
大体各科目、数十年やっているベテランの先生方が腕によりをかけて作っている問題、ちょっと医学をかじり始めた程度の医学生が解けるはずありません。
というわけで、別に解けない問題はみんな解けていないのでいいのですが、たまにスライドに全く載っていない問題が出ることがあります。
そういう問題に関しては、解けていませんが何となくムカつきます。
でもそれでテストに受かっていたら、そのムカつきもすぐに忘れてしまいます。
人間は単純ですね。
そこそこ勉強しても留年
ストレート卒業率は7割の大学も!
これに関しては下記のブログに詳しく書いていますが、実際にそこそこ勉強していても留年することはあります。
僕の友達や後輩にも、そこそこ勉強していたのに落ちた人は何人もいてますし、本当に意外な人が落ちることもあります。
大学によって様々ですが、中には入って1度も留年せず6年で卒業できる人の割合が7割という大学も存在しているので気を付けましょう。
世間にあまり知られていない
事前にこんなに勉強するなんて知らなかった!
最後にブラックな面として挙げたいのが、この勉強量があまり世の中に知られていないということです。
実際僕は間抜けなことに、自分で危機を感じるまで、こんなに勉強しなければいけないことに気づきませんでした。
入るまでにもう少し情報を知らされていて、こんなにブラックだと分かっていれば、心構えもできていたのにと思います。
幸いなことに僕は留年をしませんでしたが、気づくのが遅ければそのまま留年してしまうということも考えられるでしょう。
このブログを読んだ人は、事前に情報を集めてきちんと心構えをしておきましょうね。
まとめ
医学部の正確な勉強量はあまり知られていない!
実際はかなり多い!
事前に情報を知り心構えをしておこう!
いかがだったでしょうか?
他の学部を知らないので何とも言えませんが、医学生もかなり頑張っているのが分かっていただけたのではないでしょうか?
医学部に来ようと考えている人は覚悟しておいてくださいね。
それではまた次回。
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理不尽留年かわいそうすぎる…