こんにちは、かずです。
今回は、医学生が3回生までの間どのようなことを勉強しているのか、またどういう風に勉強しているのかについて書いていこうと思います。
4回生からの勉強はこちらの記事で読んでくださいね!
といっても、実はこの勉強内容、大学の厳しさやカリキュラムによってかなり異なるため、あくまで参考程度に思っておいてください。
ただ、僕の通っている大学は厳しめなので、このくらい勉強すれば大体どこの大学でもやっていけると思います。
それでは早速見ていきましょう、と言いたいところですがその前に…
大学に入る前に準備するもの
ノートパソコン、タブレットは用意しておこう!
まず、大学に入ってから絶対に使うもの(というかこれがないと大学でやっていけないぐらいのもの)を紹介しておきます。
それが、パソコンorタブレットとスマホです。
さすがにスマホを持っていない人はいないと思いますが…
どこの大学でも基本的に情報の共有はWebで行われます。
2回生以降は授業資料もネットで配られたりするので、授業に持っていける端末を1台必ず持っておきましょう。
ちなみに、タブレットはiPadがいいと思います。
僕は普通のタブレットを使っていますが、iPadなら配られた資料に直接書き込みできますし、air dropなど優れた機能もあるのでお金があれば買っておくとよいでしょう。
1回生
落ちない程度に遊ぼう!
1回生の期間、一般教養を勉強するものとして説明します。
実は大学によって一般教養を学ぶ期間も違うのです
この一般教養ですが、基本的に出席して、まじめに課題に取り組んでいれば留年する可能性はほぼありません。
ただ、どこの大学でも年々厳しくなっているらしいので、油断しているはしないようにしましょう。
話を戻して1年生でもっとも重要なのは、この1年間にできること、したいことをしておくということです。
というのも、上の学年になってからは、勉強や部活などが忙しくなり、段々とまとまった休みが取れなくなってきます。
実際僕も免許を二年生の夏に取りましたが、勉強時間が無くなったりと結構しんどかったので、1年生の間に免許も含めてしたいことをしておきましょう。
勉強について
過去問をしっかりしよう!
勉強についてですが、基本的には先生は受からせてくれるようにテストを作っている(はず)です。
例えば試験がここから出るよと教えてくれたり、過去問と問題がほぼ同じだったりするテストもあります。
一方で、勉強しなければいけないとか、まじめにやっておいた方がいい科目と先輩から言われている科目などはちゃんと勉強しておきましょう。
医学部の勉強で一番大切なことは、周りと足並みをそろえることです。
周りと一緒のことをしていれば、それよりしてない人が必ずいてるので、絶対に先輩や周りの声を聞きながら勉強しましょう。
2回生、3回生
みんなと一緒に勉強しよう!医学基礎は覚えておくと後々使える!
2、3回生ですることは、医学基礎の勉強です。
この下の記事にまとめてありますが、医学基礎では解剖学、生理学、生化学、組織学、免疫学、発生学、感染症学、薬理学、病理学などを学びます。
これらの学問を始めるうえでの注意点としては、1から覚え始めるので、かなり大変だし、なめていると留年しやすい(この下の記事にまとめているので目を通しておきましょう)ということです。
例えば解剖学などは、高校の生物でもやっていないので、骨の名前や、脳の神経などすべてを1から覚え始めないといけません。
生理学でも、エリスロポエチンだとかα受容体だとかとにかくいろんな言葉が出てきます。
ここで大切なのは当然すべてを覚えきるのは無理だと知ることです。
そんなことは教員も分かっています。
ただ教員側も、大事なことを知らないまま、医学生を上の学年に上げるわけにはいかないのです。
つまり、どの教科にも絶対に、重要なところと重要じゃないところがあって、それを見分ける必要があるのです。
例えば、T9の神経がどこの筋肉を支配しているかとか、医学生の僕に聞かれても分からんってなります。(僕だけかもしれませんが、、、)
しかし、12対ある脳神経の名前はすぐに思い浮かびますし、絶対覚えておかなければいけないことなのです。
教員もその重要なところを聞いてきますし、そういうところは過去問で何回も出題されたりしています。
ここで、みんなで情報を寄せ合って勉強することが大切になってくるのです。
新問が出ても、みんな分からなければ順位には影響してきませんからね。
大体勉強のやり方を説明したので、実習についてみていきましょう。
実習について
実習は協力しよう。でもレポートはできる限り自分で書こう。
2,3回生は、各教科毎に実習がかなりの時間用意されています。
実習は、効率よくやれば早く帰れるものが多いので、いかに班員と連携して効率よく実験を進めるかということがカギとなります。
しかしここで大切なのが、あくまで効率よくであり、雑にやってはいけないということです。
雑にやるとちゃんとしたデータが取れなくてやり直しになったり、最悪怒られて掃除を命じられたりすることがあるので気を付けましょう。
そして実習になると必ず現れるのが、レポート見せてと言ってくる人々です。
見せてもいいですが、絶対に写されないようにしましょう。
教員からしたら、写した方と写された方、どっちがどっちなのか分かりません。
さらに、論文だと盗作となって厳しい非難を受けるため、その考えのもとレポートを写すことに対して非常に厳しい教授もいらっしゃいます。
というわけで、自分から写すのは論外ですが、写させてあげるのもやめておきましょう。
また実習で用意されているトピックは、後々大切になって来る内容や試験に出てくる内容であることが結構あります。
一般の講義とは異なり、教授の講義が少人数で聞けるいいチャンスなので、ちゃんと聞いておきましょう。
少人数だと目を付けられる確率も上がるため、重要性に関わらず聞いておいた方が無難です。
ちなみに、一番大切な実習は解剖学実習です。
とてもハードで期間も長くしんどい実習ですが、ここで勉強した内容が後々非常に役に立つことは保証します。
必ずもう一度解剖をしたいと思う日が来るので、後悔しないよういろんなことを学んでおきましょう。
教科書について
あったほうが便利ではある!
教科書についてですが、3回生まではこれといった決まったものはありませんでした。
僕も解剖学の図鑑、人体の正常構造、ラングマンの発生学、神経学の病見えくらいしか使った覚えがなく、後はレジュメと過去問で勉強していました。
ただし、教科書は大事なところが分かりやすかったり、よくまとまっていたりするので、買っておいて損はないと思います。
上に挙げている教科書を貼っておきます。後々使えるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
教員によってはおすすめの参考書を最初に説明してくれますし、先輩の意見と合わせつつ欲しいと思ったら買うといいでしょう。
まとめ
1回生は落ちない程度にまじめに、でも免許や遊びなどいろいろしておこう
勉強はみんなと足並みを合わせてしよう
レポートを写す、写させてあげるはやめよう
いかがだったでしょうか?
長くなりそうなので、3回生までに区切って書くことにしました。
次回は4回生からの教科書や勉強方法について書こうと思います。
質問などあれば、ぜひ送ってください。
それではまた次回。
コメント
[…] このブログは前回(3回生までの勉強法)の続きとなっているので、そちらからお読みください。 […]