こんにちは、かずです。
今回は、医学生が2年生に上がってから気を付けなければいけないことについて、書いていこうと思います。
大学によってカリキュラムが違うので一概には言えませんが、医学の勉強が始まる時に、気を付けなければいけないこととして解釈してください。
2年生になってしなければいけないことや、やってはいけないことを、失敗談とともに書こうと思うので、特に医学生1,2年生の方や医学部志望の方は是非読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう。
気持ちを切り替える
医学が始まったら毎日勉強する気持ちでいよう!
まず一番大切なことについて書きます。
それは、気持ちを切り替えないといけないということです。
今まで一般教養では、決められた以上の数を欠席したり、テストを欠席したりといったルール違反さえしなければ大体進級出来ていました。
それに、高校でも留年するようなことなんて滅多にないので、正直に言って留年するかもしれないという実感は、全くわかないと思います。
でも、そうやって1年生の時と同じような気持ちでいると、本当に留年します。
ほんとに?とかなんで?って思う人もいるかもしれませんね。
特に1年生のころ、全然勉強せずに進級出来たような人ほど、そう思うのではないでしょうか?
しかし、そういう人ほど留年してしまう確率が高いのです。
その理由を説明していきましょう。
なぜ留年するか?
一般教養とは勝手が違う!
まず理解しておかないといけないのは、医学の教育は一般教養とは違って、覚えることが非常に多いということです。
特に医学基礎を習い始める2年生では、基本的に覚えることしかないため、どれだけ努力するかが重要になってきます。
ところが、1年生の時に楽に進級できた人は、2年生の時も同じ勉強をすれば受かると思うので、試験を受けるまでそれに気づきません。
これがなぜ言えるのかというと、実際に僕がこの過ちをしたからです。
1年生の時に付け焼刃の勉強だけでテストをクリアしてきたので、調子に乗って2年生の最初のテストシーズンもそんな感じの状態で受けてしまったのです。
その結果ですが、なんと全部の科目で落第に相当するような成績を出してしまいました。
再試験で何とか無事に合格しましたが、その時ばかりはテストシーズンが二つあってよかったと思いました。
これが、1年生の時と同じ気持ちでいると、留年してしまうという理由です。
教授も変わる
教授の機嫌を損ねないようにしよう!
これに加えて、2年生で留年してしまう理由はもう一つあります。
それは、一般教養の知識とは違って、医学教育の知識は将来にわたって重要なため、落とす理由が作りやすいということです。
言い換えれば、教授の機嫌を損ねると、落とされてしまう可能性があるのです。
例えば生徒が勉強してくれなかったり、授業を聞いてくれなかったりすると、教授も人間なので腹も立ちます。
教授からしてみれば、別に生徒が落ちたところで困らないので、テストを難しくして落とす人数を増やしたりできますし、将来に通じる分野という理由で留年させることもできます。
実際、僕の学年も2年生の時に、優しいと言われていた教授を怒らせてしまい、テストで多くの人が落ち、留年者が出ました。
なめてかかると落とされてしまうという理由は分かったでしょうか?
でもどんな風に勉強すればいいんだって思いますよね?
というわけで、勉強について書いていこうと思います。
医学生2年生の勉強法
重要なポイントを押さえておこう!
先ほどはすごく怖がらせるようなことを書きましたが、教授も鬼ではありませんし、基本的に勉強していれば進級できると思います。
ただし、医学基礎は隅から隅までやろうとすると膨大な量があるので、重要な点を抑えて勉強することが大切です。
その重要な点というのはやはり過去問や教授のレジュメであり、授業中には過去問を横に広げて、そこに書き込むようにして授業を聞くような人もいてました。
過去問を嫌う教授もいてるので、自己判断でしましょう
また、先輩や友達からの情報で、この教授はどういう範囲が好きだとか、どういう風に勉強をすれば受かるとかいう情報があれば、それも参考にしましょう。
以上のことに気を付けつつ、テスト範囲をやり残しなくきっちり勉強する、テストの前々から計画的に勉強しておくの2点をこなしておけば、確実に合格できると思います。
教科書について
基本的には周りの意見に従うのがいい!
僕は基礎医学では教科書をあまり読まずに勉強していましたが、分かりやすくまとまっているので、周りに勧められているような教科書があれば是非買っておきましょう。
一応、僕が使っていた数少ない教科書を紹介しておきます。
1冊目が人体の正常構造という教科書で、これは最初に買うことを勧められました。
人体の構造を調べるための辞書として使えるので、今でもたまに参考にしたりしています。
電子書籍版もついているので、タブレットなどに入れて持ち運べたり、気になったことをそのタイミングで調べられるのが魅力です。
2冊目がネッター解剖学という本で、解剖学を学ぶときに必須です。(多分大学からも買えと言われると思います)
詳細なイラストとともに解説してくれているので、きわめて視覚的で分かりやすいです。
3冊目は病気が見えるのvol.7、脳と神経です。
これは、僕の大学では神経学が一番難しく、留年する可能性も高かったので買ったのですが、すごく使いやすかったです。
神経生理学の勉強にも使えますし、病気が見えるシリーズ自体、後々全巻を揃えることになるので、買っておいて損はないと思います。
4冊目はラングマンの発生学で、これも大学から指定されることが多いと思います。
好き嫌いはあると思いますが、僕は非常に読みやすいと思いましたし、読み物としてもいいと思います。
そうでなくても、丁寧に解説がついており、分からないところを調べたり確認したりする時にも使えるので、是非買っておきましょう。
まとめ
2年生になったら気持ちを切り替えよう!
しっかり勉強していれば落ちることはない!
周りに合わせて勉強しよう!
いかがだったでしょうか?
本当に2年生になると環境が変わるので、僕のようにならないためにも気を付けてくださいね。
でも、周りに合わせて勉強していれば大丈夫なので、変に焦りすぎず大学生活を楽しみながら勉強も頑張りましょう!
それではまた次回。
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