こんにちは、かずです。
今回は医学部の病院実習(通称ポリクリ)でのあるあるをまとめていこうと思います。
みなさんはポリクリに対してどんな印象を持っていらっしゃるでしょうか?
医師の一歩手前?忙しそう?意外と楽しそう?十人十色のイメージ像があると思いますが、果たして現実は…?
この冬なったばかりのポリクリ生がその実態をまとめてみたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
それでは早速見ていきましょう。
隙間時間が多い
科によっては3時間待機とかもある!
はじめに挙げるポリクリのあるあるというのが、この「隙間時間が非常に多い+長い」というものです。
休憩時間なんてほとんどなく、1日授業漬けの日々を送っている4回生までの人には信じがたい話かもしれませんが、なんとポリクリでは次の授業まで2時間待たないといけない、なんてことがよくあります。
最長で次の授業まで4時間ある、なんてこともありました。
また、先生の都合で開始時間が1時間遅れたり、せっかく大学に行ったのに授業がなくなったり、ということもちょくちょくあります。
下宿が近くてすぐ家に帰れるという人はともかく、家が遠い人は必ず、隙間時間をうまく利用できるように勉強道具などを用意しておきましょう。
また余談ですが、行く必要あった?と思うほど内容が無い日もあります。
僕の話ですが、課題をしに大学に行ったのに、題目を間違えられていて先生に伝えに行ったら先生がおらず、そのまま帰ることになったなんて日がありました。
すごく腹立たしい気分になると思いますが、割と日常茶飯事なのでツイートのネタにでもしてさっさと忘れましょう。
手術見学の時に座れるかは重要
7時間立っていたことも…!
続いてのポリクリあるあるは「手術見学の時に椅子に座れるかは座れないかは超重要」というものです。
一回ツイッターで拡散されていたので、知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に手術見学実習では学生は放置されます。
たまに解説してくれたり、色々見せてくれたりする先生もいますが、あまり期待はできません。
そんな時学生たちは、モニターの前で邪魔にならないように、おとなしく見学することになるのですが…
ここで重要になるのが、立ち見になるか座って見られるかなのです。
どうでもいいじゃん、なんて思われるかもしれませんが、考えてもみてください。
場合によっては10時間にも及ぶ手術を、何の解説もないままただひたすら立ちっぱなしで見ているのがどれだけ大変か…
当然、狭い手術室の中を歩き回る訳にもいきませんし、清潔を保つため持ち込みも最低限です。
あまりに終了予定が遅くならない限り、途中で抜けることも期待できません。
という訳で、椅子があるかないかは学生にとっては本当に重要なのです!
とは言っても、そもそも手術室に椅子が無かったりなど運もあるのですが、椅子を確保できそうなときはできる限り確保しておくようにしましょう。
めっちゃ当てられる
予習していこう!
この「授業中めっちゃ当てられる」というのも、代表的なポリクリあるあるの1つでしょう。
この下に貼っているポリクリの記事に詳しく書いていますが、ポリクリは基本的に5人か6人という少人数で構成される班で各科を回っていきます。
授業を受けるところも医局だったり、病院の一室だったりするので、先生との距離がすごく近くなり面白いことは面白いのですが…
その弊害として発生するのが、この「とにかくよく質問が飛んでくるようになる」という問題なのです。
どれだけよく質問が飛んでくるようになるかというと、誇張抜きでほぼ毎授業先生は質問してきますし、1授業3回くらいは必ず出番が回ってきます。
結構大変ですが、こればかりはどうしようもないので、みなさんもちゃんと勉強しておくか怒られる覚悟をしておきましょうね。
ちなみに、この次に書きますが、優しい先生が多いので怒られることは意外とありません。安心しておいてください。
優しい先生が多い
そんなに怒られることはない!
ポリクリあるあるとして4つ目に挙げるのが、この「意外にも優しい先生が多い」というものです。
ちょうど臨床の講義を受けている4回生のみなさんは「あんなに厳しい顔で講義をして、難しい試験を作ってくる先生が本当は優しい??」なんて思われるかもしれませんね。
僕も4回生の頃はそう思っていました。
でも実際に少人数で授業を受けていると、どの先生もすごく丁寧に解説してくれたり、分かりにくいところを逐一尋ねてくれたりと本当に優しいのです。
たまーに癖の凄く強い先生もいますが、基本的にはみんな凄く優しいです。
ただし、優しいのに付け込んで予習もせず、質問にも答えられずにいるとちょっと注意されたりはするので、勉強はほどほどにしていきましょう。
予習の方法はこの下の記事にまとめています。是非読んでみて下さい!
班員は超重要
真面目な班かそうでないかで先生の印象も変わる!
5つ目のポリクリあるあるというのが、この「ポリクリ班のメンバーは超重要」というものです。
上で挙げたポリクリについての記事にも書いていますが、ポリクリ班は半年の間行動を共にし、情報を教え合い、助け合っていく仲間です。
そんな大事なメンバーと揉めたり、仲が悪くなったりしてしまった時には、半年間またはそれ以上の間どれほど大変になるのか誰でも分かりますよね?
ということで、兎にも角にも班員は大切にしましょう。
大学生なのに揉めたりするの?と思われるかもしれませんが、意外とよく聞く話だったりします。
また、これはどうしようもないことではあるのですが、たまに不真面目な人が集結してしまう班があります。
こういう班に当たると、自分が頑張っていても巻き添えで先生から怒られたりすることもあるらしいので、頑張って班員を更生させるか、自分が全て答えられるようになるか、そういう班に当たらないことを願っておきましょう。
こちらも意外とよく聞きます…理不尽に思われるかもしれませんが、不真面目な雰囲気に流されなければ何とかなるので頑張りましょう。
突然症例発表してと言われる
やり方は覚えておこう!
6つ目に挙げるポリクリのあるあるというのが、この『「じゃあ症例発表して」と突然言われる』というものです。
症例発表というのは「どんな患者さんを担当したのか」を他の先生に伝えるもので、研修医になったら必ずしないといけないから、今の内に慣れておけということで振られるのですが…
そのタイミングがいつもすごい突然なのです。
どのくらい突然なのかというと、授業中に症例のスライドがふと出てきて、あくびをするかのように「じゃあこの患者さんの症例発表して」と言われるくらい突然なのです!
前に余りにも突然言われて全く対応できなかったという苦い経験があり、その恨みがこもってつい熱くなってしまいました💦
やり方は決まっているので慣れてしまえばスラーっと言えるのかもしれませんが、ポリクリを回り始めたばかりの生徒に急に振るのはやめて欲しいですね。
…すいません。僕が悪いですね。
みなさんはやり方をしっかり覚えておきましょう。
また、これの亜種として「症例報告のスライドを作って」なるミッションを言われることもあるので、先輩に見せてもらったり、教えてもらったりして、作り方を覚えておきましょう。
座学より楽しいし勉強になる
長時間ただ座って授業を受けろというのは酷な話!
さて、いよいよ最後のポリクリあるあるですが、僕が最後に挙げたいのがこの「4回生までと比べて断然楽しく勉強できる」というものです。
まあ当たり前ですよね。
4回生までの狭い教室に6時間缶詰にされ、よく分からない話をずーっと聞かされる講義に比べて、休憩時間も長くもらえ、分からなければ丁寧に説明してもらえる講義が劣っているはずがありません。
手術見学も、苦労が多いとはいえ学びも多い実習ですし、論文を探して読む課題や症例報告の課題などは非常に勉強になります。
そもそも病院に入って、実際医師がどんな仕事をしているかを間近で見られる以上に、興味深くて面白い勉強はないのです。
本当にすごいです。一気に尊敬できるようになります。
ということで、4回生までのみなさんは、たとえ座学が全く面白くなくても5回生からは面白くなると信じて、しっかりとそれに向けた勉強をしておきましょう。
まとめ
意外と楽しいので気負わなくても大丈夫!
先生は優しいが症例報告のやり方、予習等ある程度は勉強しよう!
隙間時間をつぶせるようなものを用意しておこう!
いかがだったでしょうか?
最後にも書きましたが、ポリクリは4回生までの睡眠時間にしかならないような授業と比べて本当に楽しく勉強にもなります。
今は医学部つまらないなぁなんて思っていても、5回生になって実習が始まればきっと考えが変わると思うので、くさらずに頑張ってくださいね。
この他にも医学部についての記事を色々書いています。興味がある人は是非読んでみて下さい。
それではまた次回。
コメント
7つ目は人によるのでは?
あるあるとはそういうものです。