こんにちは、かずです。
今回は医療崩壊が起こったらどうなってしまうのかについて、海外の例を参考に考えていこうと思います。
最近コロナ感染者が増えて、医療がひっ迫しているということは皆さんも知っていますよね?
連日医療が危ないと報道されているので、知らない人はいないでしょう。
しかし、その一方で実際に医療崩壊が起こってしまったらどうなるのかについてはあまり知られていないのではないでしょうか?
そこで、医療崩壊の恐ろしさを伝えることでもう少し危機感を持ってもらえればと思い、この記事を書くことにしました。
それでは早速見ていきましょう!
医療崩壊って何?
適切な医療が受けられなくなること!
はじめに医療崩壊とは何かについて書いていきましょう。
医療崩壊とは、簡単に言うと病院の設備や医療関係者といった医療資源が足りなくなり、適切な医療が受けられなくなる状態です。
病院の数が足りていなかったり、病院に行ってもお医者さんがいなかったりということをイメージしていただけるといいでしょう。
と、さらっと書きましたが…
この状態、よく考えると非常にやばいですよね?
だって、コロナに感染していようがしていまいが関係なく、みんな適切な医療を受けられなくなるんですよ?
と言っても、いまいちピンとこないと思うので、実際にアメリカで今年の春に起こった具体例を挙げて説明しましょう。
医療崩壊が起こるとどうなる?
今年の4月、アメリカは医療崩壊寸前になっていた!
今年の4月ごろ、アメリカで感染者が急増して医療崩壊が起こりかけたという話は覚えていらっしゃるでしょうか?
その時の様子を書いた記事(この下のリンクから飛べます)を見つけたのですが、思っていた以上にひどい状況だったので、ここから一部抜粋して紹介することにしました。
日本でここまでのことが起こるかは定かではありませんが、医療崩壊の恐ろしさを分かっていただければと思います。
治療を受けないといけない人が受けられない
コロナ以外の病気の治療も受けられなくなる!
先ほども言いましたが、医療崩壊が起こるとみんな適切な医療を受けられなくなります。
この実際の例が上の2つ目の記事で紹介されており、その記事によると、通常なら数時間以内に脳の手術をしないといけない人が、600キロも離れた病院に紹介されたそうなのです。
しかも、その病院を見つけるまでに1日かかったそうです…
また、この記事では帯状疱疹という病気で病院に運ばれてきたものの、危ないところになるまで診察すら受けられなかったという例も紹介されていました。
帯状疱疹などは頻度も高い病気なのですが…
そういうありふれた病気でさえまともに診察してもらえなくなるのが医療崩壊なのです。
若い人はコロナにかかっても重症化しないから関係ない、なんて言ってられませんよね?
病院が受け入れ拒否
ベッドがない/医療関係者が足りないので受け入れられない!
上に挙げたうち1つ目の記事からの抜粋なのですが、4月当時、一部の病院では廊下にまでベッドがあふれかえり、重症なのに人工呼吸器をつけてもらえない患者が何人も出ていたそうです。
日本とアメリカの医療システムは異なるので、日本でこういう状態になることはあまり考えられませんが、代わりに考えられるのが、病院が受け入れ拒否としてしまうことです。
あふれる患者を家に押しとどめておくか、病院で無理やり収容するかの違いです。
最近、実際に受け入れ拒否が始まっているという話を聞きましたし、本当に思っているより危機的状況なのではないでしょうか?
悪循環になる
医療関係者に感染するとますます余裕がなくなる!
これは上の記事には書いていないのですが、医療崩壊が起こると患者が一部の病院に集中するようになり、さらに医療崩壊が起こるという悪循環が生まれます。
患者の集中による疲弊もありますし、他にも医療関係者が感染するリスクの上昇などもありますからね。
前に旭川で立て続けにクラスターが起こりニュースになっていましたが、そういうことが次から次へと起こりかねないのです。
いかに医療崩壊が恐ろしいか分かっていただけたでしょうか?
でも、医療崩壊の恐ろしさを知っていてもなお、下のようなことを言い続ける人もいるのでしょう。
「そもそも医療崩壊なんて起こるの?そんなに簡単に起こらないでしょ?」と
ということで、医療崩壊が起こる仕組みについて説明するので、起こる可能性が本当にないのか、ぜひ考えてみてください。
なぜ起こるの?
人やベッドなどの資材が不足することで起こる!
医療崩壊が起こる仕組みは簡単です。
コロナに感染した患者に対しては特別な措置が必要なので、他の病気の患者より余分に労力や資源を割く必要があります。
その結果、人やベッドなどの資材が不足し、そのしわ寄せが他の部分に及ぶために起こるのです。
これが分かっていれば、大量の患者が出たらその分だけ医療資源もひっ迫するのも分かっていただけると思います。
でも、仕組みは簡単なのに、これをどうにかしようとするのは全く簡単ではありません。
その理由は人を補充するのが非常に難しいからなのです。
4月の頃は医療物資が足りない、マスクや防護服が足りないと叫ばれていましたが、それは比較的すぐに解消できましたよね?
その理由は作ればなんとかなるからです。
しかし、人はすぐには作れません。
今から医師、看護師を育て始めても、その成果が出るのは6、4年後です。話になりません。
つまり、今ある人手で何とかしなければいけないのですが…
実は今、ここまで散々働いてきたために、もう限界を迎えているという人が非常に多いのです。
その結果、やめる人が続出し医療崩壊が叫ばれ始めたというわけです…
正直に言って、僕達一般市民が思っている数倍は深刻な状況かもしれません…
では、医療崩壊を起こさないためにはどうすればいいのでしょうか?
医療崩壊を起こさないために
感染対策をしっかりすること!
医療崩壊を起こさないためにはどうすればいいのでしょうか?
その答えは、感染者を少しでも減らすことです。
感染者が減れば医療はひっ迫しない、極めて単純ですね。
感染者を減らすためには、一人一人がしっかりと感染症対策をし、できるだけコロナにかからないように気を付けなければいけません。
医療崩壊の恐ろしさをよく理解して、今一度気を引き締めて対策していきたいですね。
僕も気を付けていきたいと思います。
まとめ
医療崩壊=医療資源が足りず、みんな適切な医療が受けられなくなること!
アメリカで起こったことをよく知っておこう!
気を引き締めよう!
いかがだったでしょうか?
僕自身も最近気が緩んでいたのですが、医療崩壊の恐ろしさを改めて実感して気を付けようと思えるようになりました。
この記事をきっかけに、一人でも多くの人が今一度気を引き締めようと思うようになっていれば幸いです。
それではまた次回!
コメント