こんにちは、かずです。
今回は、なぜ病院に行ってもコロナ検査を受けさせてもらえないのかについて、書いていこうと思います。
この話題は、今非常にセンシティブであり、このブログで触れるか迷っていたのですが、せっかくブログという発信手段を手に入れて、読んでくれる人も増え始めたので思い切って書こうと思います。
ただし間違ったことを書いてもいけませんし、あくまで下の厚労省のコロナ対策のページから導けることを書くつもりなので、あらかじめご了承ください。
というわけで早速見ていきましょう
コロナウイルスについて
危険なウイルスであることは間違いない!
まず最初に断りを入れておきますが、僕はあまり恐怖をあおるようなことをするつもりはありません。
しかし、コロナウイルスは致死率のデータから見る限り、やはり警戒しないといけないウイルスであることは間違いないと思います。
しかも現状、明確な治療法やワクチンもまだ開発されていません。
現時点でできる最も重要なことは、かからないようにするということです。
でももし自分がかかっていたらどうしようか?そんなことを考えたことはだれしもあると思います。
しかも、熱や吐き気、咳などの症状が出てきたりしたら…
そんな時あなたならどうするでしょうか?
病院に検査してもらいに行く?
検査してもらうしかない?
こんな時、これを読んでくださっている方々の中にも、病院に行って検査をしてもらうという人はいてるのではないでしょうか?
それはきっと、どこかの病院に行ったら検査をしてもらえて、それで結果が分かればとりあえず安心できるという考えからくる行動だと思います。
しかし実際には、熱や咳の症状があるから検査をしてほしい、って頼んでも検査を行ってくれるところはほとんどないと思います。
なんで?って思いますよね?
家族に移したりしたら大変なのにとか、すぐに重症化するって言っているのにどうしてくれるのとか、色々思うこともあると思います。
でも実は、これには重要な理由があるのです。
というわけでそれはなぜなのか、世に出ている情報から解説していこうと思います。
なぜ病院で検査をしてもらえないか?
医学生が世に出ている情報から考えてみた!
世間ではPCR検査をしてくれれば、PCR検査の数を増やそう、といったことが叫ばれています。
しかし、厚労省のサイトを読むと、PCR検査をするのは医師の判断であり、医師が検査をすると決めてくれないと、PCR検査はできないのです。
この理由はなぜなのでしょうか?
可能性が低い
感染者が少ないうえに現在は追えている!
まず言えるのは、コロナウイルスに街中で突然感染する可能性は非常に低いということです。
この理由を説明しましょう。
今まで日本でコロナウイルスに感染していたことが確認できたのは、合計18000人程度です。
抗体検査をして分かった結果でも、日本の人口の約0.1%しかコロナに感染していなかったのです。(抗体検査=過去にコロナにかかっているかの検査)
これはどんな値かというと、1000人に会ったら1人過去にコロナに感染していた人がいるという数字です。
過去にかかっていた人の数字がこれだけであり、現在の感染者はさらに少なくなっていることや、その感染者も追跡調査で積極的に検査をして発見されているものなので、めったに感染者が身近に表れることはありません。
みんなマスクやソーシャルディスタンスといった対策をしていることも考えると、濃厚接触者でもない一般の人がコロナにかかっている確率は非常に低いです。
鑑別疾患は多数ある
一つの症状から疑える病気ではない!
ただでさえ感染の可能性が低いうえに、咳や発熱から考えられる疾患(鑑別疾患と呼びます)は大量にあります。
皆さんがよくご存じのインフルエンザもそうですし、普通の風邪、夏になるとアデノウイルスなんかも流行りだします。
特にインフルエンザなどは、毎年年間に数十万人もの感染者が出ており、コロナウイルスに比べてもよっぽど可能性が高いです。
先に確率の低いコロナウイルスの検査をするより、確率の高い他の病気を疑う方が、合っていた場合に迅速に治療できますし、理にかなっていますよね?
でもそれならなんで全部の検査をしないの?って思われるかもしれません。
検査を増やすとどうなるか?
バランスが崩壊してしまう!
全部の検査を一気にしない理由は、全部の検査をしようとすると、非常に大きなお金と人手がかかってくるからです。
これの何が問題かというと、お金が大量にかかってくれば、自分たちの負担する額も上がりますし、人手がかかってくれば、他の病気の検査などに手が回らなくなり、医療崩壊を起こす可能性が高まります。
検査の精度も低い
検査をしても、絶対とは言い切れない!
それに検査をしたからと言って、絶対にウイルスを持っていないとは言えませんし、逆に絶対にウイルスを持っているとも言えません。
これは、検査の特性上仕方のないことで、どうやっても100%の精度を持つ検査はできないのです。
この状態で希望者全員を検査してしまうと、かかっていないのに陽性という人が出てきてしまって、その人たちの隔離にさらにお金を使うことになります。
分かりやすく具体的に言いましょう。
0.1%の人に間違って陽性が出てしまう検査があるとします。(ちょうど今のPCR検査がそんな精度です)
それを本当はコロナにかかっていない、日本の人数の1/10の1200万人にするとしましょう。
すると本当はコロナにかかっていないにもかかわらず、1万2千人に対して陽性という結果が出てしまいます。
検査人数を増やすと、この本当はかかっていない人たちを隔離するための、無駄な手間も増えてくるのは分かりますよね?
つまり、検査にすべてを注ぎ込むと、それがかえって国民の不利益につながりかねないのです。
それを防ぐために、その道のプロである医者に検査をするかしないかの判断をしてもらって、かかっている可能性の高い人にだけ検査をしているのです。
今できること
騒ぎ過ぎないこと!
なぜ病院へ行っても検査をしてくれないかは、理解していただけましたでしょうか?
もちろん、これは検査を頼んでもしてくれるわけではないという理由で、病院に行かない方がいいとか、絶対に検査してもらえないわけではありません。
特に、厚労省が目安として書いている、重症化しやすい方や、相談をする目安などに当てはまる場合は、逆に病院にすぐ相談すべきです。
重要なのは、あくまで基準に従って行動することです。
騒いだところで検査してもらえるわけではありませんし、相手も自分も疲れたり嫌な思いをしたりするだけです。
不安なときや体調不良のときは、家でゆっくりしているのが一番の得策でしょう。
まとめ
病院に行ってもコロナの検査をしてもらえるわけではない!
厚労省の出す基準に従って行動しよう!
いかがだったでしょうか?
不安な気持ちはみんな一緒ですし、勝手な行動をすると結局自分に返ってきます。
いろいろ言われていますが、必要とあれば検査もしてくれるでしょうし、かからないように気を付けながら過ごしましょう。
それではまた次回。
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