こんにちは、かずです。
今回は、僕の塾通い、そして個別講師の経験を踏まえて、失敗しない塾の選び方について書いていきたいと思います。
今の時代、偏差値の高い学校に入ったり、人気の職業に就いたりするためには、必ずと言っていいほど学力が問われます。
そして、その学力をお金でドーピングしてくれる・・・というと聞こえは悪いですが、お金を払えばある程度引き上げてくれるところが塾なのです。
僕自身小・中・高と大変お世話になったので、そのありがたさは人一倍分かっているのです。
でも、必ずしもすべての塾のすべての講座が同じような学習効果を持つとは限らず、当たり前ですが相性のいい先生と悪い先生が存在しているわけで
子供に合った塾を選ばないと、ひどい時には時間とお金だけが無駄になる、なんてこともあるんですよね。
そうならないためにも、塾通い歴、指導歴共に長い僕が経験を元に色々書いていこうと思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう。
子供の性格から考える
真面目な性格なのか?授業を聞いて伸びるのか?
塾選びに大切なことをこれから色々書いていくわけですが、その中でも特に大切なことが、この「子供の性格を考えること」だと思っています。
自分の子供が真面目なのか、授業を聞いてられるタイプか、文を読むことで理解が深まりやすいのか、聞くことで理解が深まるタイプなのか。
この他にも、「体力がある」とか、「やる気になった時の集中力がすごい」とか様々な性格があります。
例えば、長時間授業を聞くのが嫌いな子を、一人一人に目の届きにくい集団授業の塾に入れても成績は伸びにくいですし
反対に、真面目にノートを取って、ゆっくりと知識の定着を図るような子を個別の塾に入れても、思ったように成績が伸びないこともあります。
まあ、本当に真面目にノートを取って自力で知識の定着を図れる人は、そもそも成績がいいので塾に入れる必要もないんですけどね。
こういった、合わない塾に入れるというケースを防ぐために、子供がどういうタイプかを知っておくのはすごく大切なことなのです。
と、ここで、そんなのは当たり前でしょ。なんて思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実は子供が家と外で全然違っているなんてことはよくあります。
実際、僕も家のキャラと外のキャラで全く違っていたので。
家では真面目で授業を聞くタイプに見えていても、外では授業中寝てばかりいるとか遊んでいるとか。
反対に、家で勉強していないように見えても、外ですごく真面目に頑張っているとか。
子供はなかなかそういうことを話さない(特に外でふざけてるなんて口が裂けても言えない)ので、子供のノートや講師の話などから子供のタイプを判断しましょう。
塾の先生も大事
塾の講師の話と書きましたが、その講師がどんな人かも確認するといいでしょう。
塾選びが大事と言っても、結局は子供と接するのは講師なので、その人が子供のことをよく思っていなさそうだったり、ちゃんと見ていなさそうだったりすれば、塾を変えた方がいいと思います。
子供のモチベがどこにあるのか知る
モチベに沿うように塾を選ぶ!
さて、子供の性格が塾選びに重要なのはわかっていただけたかと思いますが、それに加えてモチベがどこにあるのかも重要です。
まあ、そもそも勉強へのモチベがあれば苦労はしないのですが、当たり前ながらそんな子供は少なく
そうなると他のものと併せて勉強へのモチベも引き上げないといけません。
例えば「友達がいるから塾に行く」とか「塾で先生がたまに見せてくれる実験が面白い」とか
この他にも「1番を取るのが楽しい」とか、「先生の話が面白くて好き」とか、色々な要素があります。
こういった、モチベを刺激してくれる要素があると、勉強へのモチベにつながりやすいので、「塾に行くとすればどこに行きたい?」とか「この塾は~があるから面白いと思うけどどう?」とか質問することで、積極的に子供のモチベを引き出してみましょう。
ちなみに、僕の場合は小学校の時は「友達が面白かった」+「先生が面白かった」のモチベで塾に通っていたので、それも参考にしてみてください。
この程度のモチベで塾に通っていても、案外灘校に行けてしまうものなのです。
どんな塾が向いているか
これまで僕が行った/働いた塾がどんなタイプか!
性格とモチベが大切と分かっていただけたと思うので、ここからは一体どんな性格の子がどんな塾に向いているのか?ということについて書いていきましょう。
通っていた/教えていた塾として計8か所くらいは経験しているので、それらを例に挙げて書いていきたいと思います。
まず集団型の塾として浜学園・希学園・能開センターなどがありますが、これらの塾は基本的に「好奇心旺盛」「成績がそこそこいい」「宿題をこなせる」みたいな子供が向いています。
この理由ですが、これらの大手の塾は面白く生徒の興味を引いてくれる集団授業を売りにしている反面、個々の生徒を見るのには不向きなスタイルであるためです。
また、通っている生徒も優秀な子が多く、一緒にいてて面白いのですが、授業を必ずしも真面目に聞いていないどころかうるさかったり、そのくせテストではいい点を取ったりするため、家で宿題をちゃんとこなせる子でないと「いつの間にか周りに置いていかれてる」なんてことも起こり得ます。
上の現象は特に都会の教室で起こります。地方は比較的少人数のクラスになるので、大手の塾に興味はあるけど大人数のクラスは・・・という人は、地方の教室に所属し、成績が上がれば都会の教室に移るといいでしょう。
もちろん、塾や先生によって差がありますが、集団型の塾を考える場合には以上のデメリットをちゃんと頭に入れておきましょう。
次に個別塾ですが、これらは「なぜか成績が上がらない人」や「勉強が嫌いで長時間机の前に座ってられないような人」、「集団授業が合わなかった人」におすすめです。
この理由ですが、子供の「勉強できない」には、見られていないと勉強に集中できない、基礎ができておらずいくらやっても成績が伸びないなど、色々な理由があり
集団授業ではそれらの原因に対してアプローチできないからです。
個別塾の最大のメリットは「子供に合わせて指導できる」というところであり、「なぜか成績が上がらず困っている」という子は、個別塾に入れることで原因が分かり、劇的に改善する可能性があるのです。
ただし、当然のことながら、先生がちゃんとしていないと子供のできない原因を見抜けなかったり、先生との相性が悪いと子供のやる気が出なかったりなどの問題も起こりえるので
個別塾を選ぶ時には、定期的に先生と面談してもらったり、合わないようであれば先生を変えてもらったりなど対応してもらいましょう。
個別塾の講師は大概大学生なので、当たりはずれが大きいです。裏を返せば、面談を申し込むと講師の気が引き締まりやる気が出る(経験上すごい効果があります)ので、定期的に面談してもらうようにしましょう。
また、講師がプロであることが少ないという性質上、講師の学力より上のレベルの指導は基本的に無理です。
目標がある場合には、それなりの個別塾か集団型の塾を選びましょう。
まとめ
子供の性格・モチベのありかを知ろう!
集団型の塾は成績がそれなりにあり上を目指したい人、個別塾は成績が伸び悩んでいたり集団授業に合わない人向け!
子供に寄り添って考えることが大切!
いかがでしょうか。
僕自身も集団型の塾、個別塾の両方に通いましたし、2つほど個別塾で指導しましたが、その過程で本当に色々な先生や友達・生徒に出会いました。
中には相性が悪い先生もいましたし、相性が悪くて1回で交代になった生徒もいます。
親が思う以上に、子供も先生も多種多様なので、お金と時間を無駄にしないために、塾選びは丁寧にしましょう。
この記事以外にも母校の記事とか医学部の記事とか色々書いているので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
それではまた次回。
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