こんにちは、かずです。
今回は中学受験対策に勉強ばかりさせることの恐ろしさについて書いていこうと思います。
中学受験と言ったら基本的に親御さんのイベントですよね?

これがいいことか悪いことかは別にして、小学生の子供が「あの中学校に入りたい」と言い出し、勝手に塾や教材を探して勉強を始めるなんてほぼあり得ませんからね。
どの親御さんも、塾を探したり、本を読んであげたりとあの手この手で子供の成績を伸ばそうとすると思うのですが…
実は最近この熱心な教育に対して、僕はあまりにも子供に勉強ばかりさせてはいないでしょうか?という疑問を抱いているのです。
というのも、僕が塾に勤めていることも関係しているのでしょうが、どうも最近勉強ばかりをさせる親御さんが増えている気がするのです。
心当たりのある親御さんは、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは早速みていきましょう!
なぜ勉強ばかりではいけないか
小学生の期間は色んなことを身に付ける期間でもあるから!
はじめに、なぜ勉強ばかりさせていてはいけないかについて書いていきましょう。
勉強、世の中のほとんどの人にとっては非常に大事ですよね?
どこの大学に入るかやどこに就職にするか、どんな資格が取れるかなどあるゆる重要なことが勉強によって決まりますし、勉強が人生を左右していると言っても過言ではないでしょう。

実際、僕自身も前回の「灘中に入れた理由を考察」の記事で、早めの勉強が功を奏したと書いています。
気になる人はこの下のリンクから読んでみてください。
それなのに、どうして勉強ばかりではいけないなんて突然言い始めたのでしょうか?
この理由は、子どもは子どもだからです。
「え?気が狂った?」なんて思われたでしょうか?

ご安心ください、ちゃんと正気です。
ではこの「子どもは子どもだから」という言葉の意図はというと、子どもは子どもの時期にしか学べないことを学ぶ必要がある、ということが言いたいのです。
例えば人との関わり方や集団生活の仕方、その他社会常識と呼ばれるものなどなど、世の中には大人になってから学ぶには遅すぎることが多々あります。
また、知識面以外に精神面においても、小学生ならではの学ぶべきことが多々あるのです。
でも受験勉強ばかりでは、こういう勉強以外の大事なことを身に付けるのが難しそうだということは何となく分かりますよね?
しかも、仮にこういう勉強以外に大事なものを切り捨てたからと言って、成績が伸びる保証はどこにもないのです。
勉強時間≠成績
効率が悪い、遠回りで理解できることもあるなどの理由がある!
僕が先ほど挙げた「勉強以外の大事なこと」は中学校に入ってから身に付ければよく、いい中学校に入れることが先決だなんて思われた人、いますよね?
でもそんな人に悲しいお知らせなのですが、僕の知る限り、勉強ばかりしていた人は必ずどこかの段階で成績が急落しているのです。

昔は賢かったのに、いつの間にかいなくなったなんて言う友達を何人も知っています。
かく言う僕も、入試直前で成績が急落しました。
僕のように、成績が急落しても運よく目指していた中学校に入れるなんていう人もいますが、多くの場合は落ちたら最後、同じレベルまで再び上がってくることはありません。
いったいなぜこんなことが起こるのでしょうか?
この理由ですが、やはり勉強しかしていないと効率が落ちることや、先ほどの章で述べた通り土台となる知識が欠けていることなどが挙げられるでしょう。
塾で小学生を見ているからこそ分かることなのですが、子どもは集中できない時には全く知識を吸収しません。
どれだけ教えようと、どれだけ注意しようと何も学ばないのです。
そんな状態になるほどまで勉強させても、成績が上がらないどころか勉強がますます嫌いになり、より集中しなくなるという悪循環に陥ることは明白ですよね?
土台となる知識が欠けていても同じことが言えます。
極端な話ですが、桜や菊と言った花の実物を見たこともないのに、花弁は何枚でがくが何枚だとか言われても想像も出来ません。
それなのに、分からないことを学び続けることを強いられて…後はお分かりですよね?
また、こうなってしまうと、元の状態に戻すのは至難の業だということも分かっていただけるいただけるでしょう。
では、子供をこの成績が上がらない悪循環に入れないためにはどうすればいいのでしょうか?
その答えはとにかく色々な経験をさせることです。
色々経験させることが大切
色んなことをさせて色んな世界があることを教える必要がある!
色々な経験をさせる理由は2つあります。
1つは子供のリフレッシュのため、もう1つは土台となる知識をきちんと埋めるためです。

リフレッシュだけが目的なら、勉強と遊びを交互にさせておけばいい訳ですが、それだとやはり知識の幅が広がりません。
色んなことを経験して、幅広いことを知っておくことが大事なのです。
でも色んなことと言ったって、いったい何をさせればいいの?なんて思われるかもしれませんね。
そんな人のためにいくつか例を挙げてみたので、ぜひ参考にしてください。
習い事
プログラミング、音楽、スポーツ、英会話など!
色んなことを学ばせる手段としてまず挙げるのは、塾や習い事に通わせることです。

もちろん、塾と言っても学習塾を掛け持ちするという意味ではありませんよ。
ではどんな習い事を選べばいいのか?
あくまで僕の意見ですが、プログラミングやスポーツ、音楽など、リフレッシュ出来たり勉強以外の知識を身につけたりできるようなところに通わせるのがいいでしょう。
プロの先生に専用の教材で教えてもらうことによって、楽しく幅広い知識を手に入れることができるはずです。

子供の意外な向き、不向きも明らかになるかもしれません。
また、最近だと通信教育の形をとるところも増えているので、塾に時間をかけて通ったり、「毎週この時間はダメ」という風に時間に縛られたりする必要もなくなりつつあります。
僕が習い事を勧める理由、分かっていただけたでしょうか?
下に僕がやってみたい、選びたいと感じたプログラムを3つほど選んでみたので、ぜひ参考にしてください。
おもちゃで学ぶプログラミング
はじめに紹介するのは、段ボールを使って遊び感覚で学べるプログラミング教材「embot」です。

実はこれをはじめに紹介したのには理由があります。
その理由というのは、「これが非常に理想的な教材である」というものです。
こう言われると興味がわいてきましたよね?
ということで詳しく説明しましょう。
まずこの教材の最も大きなメリットとして、近年重視されているプログラミングに小さい頃から触れられることが挙げられます。

プログラミングとは、簡単に言えばパソコンに「これをしろ、あれをしろ」と直接命令する文章を書く作業です。
流行りのAIを勉強するにしても欠かせない知識となりますし、アプリ開発やその他色んなところで使うので、知っていれば知っているほど有利なのです。
また、この教材は段ボールでできているというところも、メリットとして挙げられるでしょう。
というのも、初めから自由に改造できるように段ボールが使われているので、自分のアイデアの実現による創造力を高める効果も期待できるのです。
それ以外にもレベル別で勉強できたり、楽しみながらなのでリフレッシュ効果も期待できるなど素晴らしい点が沢山あり、まさに理想の教材ということが分かっていただけるでしょう。
ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?
オンライン英会話
続いて紹介するのはGLOBAL CROWNというオンライン英会話教室です。

子供を英会話教室に通わせたいけど、対面授業や送り迎えは嫌だという人、いますよね?
そんな人のためにあるのがこのオンライン英会話教室で、こういう悩みを全て解決してくれます。
また、子供向けの教室なので他の英会話教室に入れた時に感じる「意味があるのか?」とか「ついていけているのか?」といった不安もありません。
英語は将来必ず使うものですし、こちらも幼少期に触れておいて損はないので、ぜひ一度サイトを覗いてみてはいかがでしょうか?

今なら無料体験もやっているそうです。
音楽教室
最後に紹介するのは椿音楽教室です。

大学で初めて楽器をやって思ったのですが、音楽は幼少期に習っているかいないかでかなり差が出る分野です。

もっとも、僕に才能がなかっただけだという説も十分にあります。
なので、ちょっとでも音楽が分かる子供に育って欲しいと考えるなら、こういった音楽教室に入れるべきでしょう。

なんとこの教室はオンラインレッスンもしているそうです。無料体験もできるそうなので、ぜひ一度サイトを覗いてみてはどうでしょうか?
本、新聞
子供用の新聞などもある!
習い事以外で子供にさせるおすすめのものとして、本や新聞を読ませるということが挙げられます。
以前の記事でも取り上げていますが、本や新聞は全く新しい世界を教えてくれますし、現代社会の問題や科学の仕組みなどといった難しいことにも目を向けさせてくれます。
最近では下に貼っているように子供向けの新聞などもありますし、おすすめの本をまとめた記事も書いているので、ぜひそれらを教育に役立ててください。

自由に遊ばせる
やりたいことが見つかるかも!
子供にさせるおすすめのものとして最後に挙げるのが、この自由に遊ばせるというものです。
え?色々させるのがいいのに、自由に遊ばせるのが大事なの?なんて思われるかもしれませんね。
でも、自由に遊ばせることで子供が能動的に色んなことを発見したり、創造力を発揮したり、場合によっては才能を開花させる可能性もあるのです。
あんまり放置して自由に遊ばせすぎるのも考えものですが、自由な時間もほどほどに持たせてあげるようにしましょう。
まとめ
勉強ばかりでは小さい内に学ぶべきことが学べない!
そもそも効率が悪い!
色々なことをさせてあげよう!
いかがだったでしょうか?
ここに挙げた以外にも、世の中には色んな世界が存在しています。
子供が何に向いているかは色々経験させてみないと分かりませんし、幼い頃しかできないこともあるので、ぜひ色んなことをさせてあげてください。

ここに挙げている以外にも、Minecraftなんかは教材となっていますし、個人的にもおすすめです。
また、最近はドローンやE-sports の習い事なんかもあるそうですね。すごく面白い時代になったものです。
この他にも、僕の通っていた灘校の記事や医学部の記事なんかも書いているので、是非読んでみてください。
それではまた次回。
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