こんにちは、かずです。
今回は中学受験での読書の大切さと、おすすめの本について書いていこうと思います。
これを読んでいるみなさんは、中学受験で何が一番大切だと考えているでしょうか?
塾選び、早いうちから教育を始めておくこと、習い事を沢山させること等々、色々答えが挙がると思いますが、僕の答えは違います。
もちろん今あげたことも極めて重要なことですし、今後これらについての記事も書くつもりです。
では僕の答えはというと、中学受験で最も大切なことはズバリ読書だと考えています。
この理由、どんな本を読めばいいのかを僕の経験をもとに書いていこうと思うので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは早速みていきましょう!
なぜ読書が大切?
読解力はどの教科でも要求される&知識の幅が広がるから!
まずはなぜ読書が最も大切だと言えるかについてです。
普通に考えると不思議ですよね?
早い段階で塾に入れて必死に勉強させるよりも、読書の方が大切なんて、にわかには信じられません。
でも、僕がこう言うのにはちゃんと理由もあるのです。
それも、大きく分けて2つの理由があります。順番にみていきましょう。
まず1つ目の理由が、全ての教科において読解力が要求されるためというものです。
え?読解力なんて国語でしかいらないんじゃないの?なんて思われたでしょうか?
実はそんなことは全くありません。
というのも、難関中学校の入試問題を見たことがある方なら分かると思いますが、国語以外の教科でも問題文の文章量が多かったり複雑だったりすることは多々あるのです。
そして、中には文章の読解ができるかがポイントとなる問題すらあります。
例えば、この下に貼ってある灘中学の理科の問題です。
文章が理解できれば正解にたどり着ける問題なのですが、小学生がこれを読んで理解できるのかと言えば、なかなか難しそうだというのは分かっていただけるでしょう。
どの教科をするにしても読解力が必要であり、その読解力をつけるために読書を最初にする必要がある、分かっていただけましたね。
まあこれだけでも十分読書が重要なことだと分かっていただけたと思うのですが、一応2つ目の理由も書いておきましょう。
その理由というのが、本を通じて世の中の仕組みや他の人の考え方など色々なことが学べるためです。
中学受験では本当に様々な分野から出題されます。
例えば現代日本の問題点、例えば地球の構造、例えば動物の群れにどのようなメリット、デメリットがあるか(先ほどの問題ですね)、どれもこれも普通の小学生に分かるはずがありません。
そんな時に役に立つのが本なのです。
本によって、多少なりともイメージができていれば、多少なりともその分野を知っていれば、それだけで取り組みやすさが変わるのです。
実際に僕の話なのですが、科学系の本が好きで読み漁っていた結果、浜で一番上のクラスに入れてもらえるほど理科が得意になりました。
いかに読書が大切かは分かっていただけましたね?
どんな本を読むべき?(入門編)
初めは面白い本がいい!慣れれば色々な分野の本を読んでみよう!
読書が大切なのは分かったけれど、何を読ませればいいのか分からないなんていう人はいませんか?
そんな人のために僕のおすすめの本をまとめてみたので、気になる本があれば是非ポチってみてください!
まずは読書に慣れるためにおすすめの本の紹介です。
物語文
ドリトル先生シリーズやハリーポッターシリーズ、シャーロックホームズシリーズなどがおすすめ!
物語文に慣れるならドリトル先生シリーズ、ハリーポッターシリーズ、シャーロックホームズシリーズの本がおすすめです。
他にも沢山面白い本がありますが、これらのシリーズは特に安定して面白いので、本が好きになってくれること間違いなしでしょう。
説明文
ドラえもん科学ワールドの本などがおすすめ!最初は漫画でもいい!
説明文に慣れるなら、ドラえもん科学ワールドの本などがおすすめです。
ただし、説明文は子供によって興味が持てなかったりということもあるので、始めは漫画から読んでもらったりしてもいいでしょう。
アマゾンの「絵本・児童書カテゴリー」の中の「理科カテゴリー」や「歴史カテゴリー」のランキングなどを参考にしてもいいと思います。
随筆文
椎名誠先生の本がおすすめ!
最後に随筆文に慣れるためにおすすめの本です。
随筆文はなかなか難しい文章が多いのですが、そんな中で比較的読みやすく面白いと思うのが、この椎名誠先生の文章です。
僕は中学時代に椎名先生の作品を読み漁っていたのですが、どれも面白く、随筆が好きになるのに最適な本ばかりだったので、ぜひ買って読ませてみてください。
どんな本を読むべき(入試対策編)
よく出題される作者を知っておこう!
続いて入試対策におすすめの本の紹介です。
やはり中学入試でも、この人の文章はよく出題されるという一種の傾向は存在します。
今回はその中でも特に有名な作者を挙げていますが、ここに挙げる作者らの文章の他にも、志望校で過去に出題された人の文章を調べて読んでみるといいでしょう。
物語文
重松清先生、森絵都先生、朝比奈あすか先生らの本が有名!
まず物語文についてです。
物語文はこの筆者の文章が出やすいという傾向が特に顕著な分野で、上に挙げた先生の文章はその中でもトップクラスに頻出です。
難しい本もありますが、ぜひ挑戦してみてください!
説明文
ブルーバックス、岩波新書などが有名!
次に説明文についてです。
説明文については、どういう文章が出やすいといった傾向はそれほどありません。
ただ、難しい説明文に慣れる必要はあるので、ブルーバックスや岩波新書、ちくま新書などといった出版社の本を何冊か読んでみるといいでしょう。
随筆文
外山滋比古先生、日高敏隆先生、金田一春彦先生らの本が有名!
最後に随筆文です。
随筆文は入試で頻出の分野であり、それ故になかなかこの作者の文章が頻出だとは言えませんが、それでも一定の傾向は存在します。
ここに挙げている先生方の文章は、その比較的よく出題される傾向にある文章なので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
読書は国語だけでなく他の教科のためにも大事!
読書を習慣づけよう!
まずは面白い本、興味のある本から取り組む!
いかがだったでしょうか?
ここに挙げたほかにも、面白い本や興味深い本はたくさんあります。
ここには挙げていませんが、小学生の時、星新一先生の短編集にもはまっていました。
小さい頃に本を嫌いになってしまうと、大人になってからも本に対して抵抗を持つなんてことにもなるので、ぜひ色んな本を勧めて、楽しんで読書をすることを覚えさせてあげてください。
また、僕が灘校に通っていた頃の話も書いているので、興味があれば是非読んでみてください。
それではまた次回。
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