こんにちは、かずです。
今回は小学生の国語の勉強について書いていこうと思います。
中学受験で国語の成績を伸ばすのって中々難しいですよね。

どの科目も難しいと言えば難しいのですが、特に国語の場合には劇的に成績が伸びるということがあまりなく、地道に伸ばしていくしかないので結構大変です。
実際、僕も何回か国語を指導する機会がありましたが、生徒の成績が劇的に伸びたという経験は、残念ながらありません。
ただ、長時間かけて教えていた子で、だんだんと成績が上がったという子はいましたし、自分自身いい先生について成績が上がったという経験もありますし
やはり何かしら有効な指導というのはあるのではないかと思っています。
これまでの自分の経験を踏まえて、僕の考える有効な指導を書いてみようと思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう。
総論
自分で楽しく考えられるという環境づくりが大切!
各分野の指導に関して書く前に、まず全体を通して大切だと思うことについて書いていきたいと思います。
僕の思う国語の指導全体を通じて大切なこと、中々仰々しい響きですが、その答えはズバリ「楽しんで自発的に考えられる環境を作ること」です。

よく言われることだけれども、実現するのは非常に難しいんですよね…
そして、これが大切だと言える理由ですが、自分から進んでやったこと、考えたことでないと身につかないからです。
皆さんも経験ありますよね。
しんどいな~と思いながらグダグダ読んだ国語の文章は、次の日にはきれいに忘れてしまうけれども、面白いなと思いながら読んだ本はずっと記憶に残っているとか

これは算数や理科にも言えることですね。
要するに、いかに勉強に楽しく取り組んでもらうかが、成績を伸ばすカギになるのです。
国語なら楽しく文章を読んでもらったり、興味を持って文法に取り組んでもらったり
と言うのは簡単ですが、実際にやるのは中々難しい…ということで、ここからは具体的にどうすればいいのかについて書いていきましょう。
漢字
面白い例文を作ったり、振り返りテストで学習意欲を高めたり!
はじめに漢字ですが
漢字の学習に対しては皆さんも苦手意識があるのではないでしょうか。

僕の中では面白くない勉強の代表格というイメージです。
毎日毎日よく分からない漢字をひたすら練習させられ、漢字ドリルの宿題はノートをびっしり埋めなければならず
思い出すだけで嫌になりますよね。(漢字が好きな人、ごめんなさい)
と、まあ嫌われる理由が盛りだくさんの漢字の学習ですが、そして実際に指導していても嫌がられるのですが
どうにかして漢字に取り組んでもらおうと考えていろいろ試した中で、成功したものを2つご紹介しようと思います。

皆さんぜひ使ってみてくださいね。
まず1つ目ですが、教える際に面白い例文を用意することです。
例えば一昔前に話題になったうんこ漢字ドリルを使うとか、あるいは自分で教える子にからめた例文を用意するとか

「~君は保険金詐欺にひっかかった」みたいな感じで言うと、保険金詐欺ってなに?とか食いついてくれます。色んなワードを例文にちりばめることで、他の勉強もできますし、結構おすすめです。
うんこ漢字ドリルについては下に商品リンクを貼っておきますね。
続いて2つ目ですが、振り返りテストをこまめにやることを挙げたいと思います。
「ええ、テストなんてやったら、ますます勉強が嫌いになるんじゃない?」なんて思われた方もいるかもしれませんが
案外そういうわけでもないんですよね。
というのも、テストが嫌なのは悪い成績を取った時に怒られるからで
いい点を取れるテストや、パズルみたいに面白い問題が並ぶテストは、喜んで解いてくれる子が結構多いんです。
つまり、子供が忘れないうちに振り返りテストをやれば、簡単にいい点を取ることができて子供の意欲を維持でき、定着にも繋げられるということになるんですね。
漢字の学習の際には、ぜひこの2つの方法を試してみてください。
文法
日頃からことわざや難しい言葉を使って会話する!
次に文法の学習について書いていきましょう。
文法も覚えなければいけないことが多く、さらに普通に過ごしていてもあまり使わない知識であることから、なんとなくこれって必要あるの?なんて思われがちですが

教えていても、これって使うの?とか聞かれるんですよね。
ここは逆転の発想、使わないせいで敬遠されるのであれば、使ってあげればいいのです。
普段から積極的にことわざや慣用句、四字熟語を使って会話したり、文章の誤りを論理的に正してあげたり
そうすることによって、自然と知識が身につきますし、文法の知識も必要なのだと理解できるようになるでしょう。
ただ、もしかすると、自分自身が文法に疎く、正しく指導できる自信がないという人もいるかもしれません。
そういう人は、四字熟語やことわざといった文法そのものに興味を持たせることを意識して指導しましょう。
例えば四字熟語の由来が書いている漫画を読ませたり、ことわざの状況をイメージさせてみたり、ただ詰め込むのでなく一工夫加えて教えることで、何倍も効率的な学習となるはずです。

下に僕も使っていた本を載せておきます。是非参考にしてみてくださいね。
Amazonで買える文法の勉強用漫画リンク(Amazonにジャンプします)
読解
理想は横について1文ずつ丁寧に解説!
最後に読解の学習について書いていきたいと思います。
読解は一番子供の個性が出やすく、本を読むのが嫌いで仕方ない子からどんな本も好奇心を持って読む子までいるため、一人一人に合った指導が大切なのですが

本が嫌いな子には、まず本を読む面白さを伝えなければいけませんからね。
それをするためにも、そして読解力を付けるためにも、誰かが横について一緒に本を読んであげることをオススメしたいと思います。
例えば、一緒に本を読んでいれば、子供が何に詰まっているか、何を理解できていないのか把握できますし
本が嫌いになった理由も聞けるかもしれませんし、内容を解説してあげることで本を好きにしてあげられるかもしれませんし
ここに書いている以外にも多くのメリットがあるので、是非トライしてみてくださいね。

一緒に勉強できる時間は限られている場合には、その時間に読解の勉強をすることを優先しましょう。
また、一緒に勉強しているときには、適宜質問してあげるとより効果的な勉強になるでしょう。
「ここの文章の意味分かる?」とか「ここではこの子はどう思っていると思う?」とか「~君だったらどうする?」とか
それらの問いに答えようとすることで、しっかり考えて文章を読むようになるので、こちらも是非試してみてください。

下の記事で小学生におすすめの本を紹介しています。是非参考にしてください。
まとめ
漢字の学習は面白い例文や確認テストでモチベーション維持を目指す!
文法の勉強は普段から!
読解は横についてやるのがおすすめ!
いかがでしょうか。
はじめに書いたように、国語は中々成績を伸ばしにくい科目ですが、一方でやれば着実にできるようになる科目でもあります。
是非しっかり国語に取り組んで、得意科目にしてみましょう。

この他にも灘校の記事や算数の勉強についての記事などいろいろ書いているので、是非読んでみてください。
それではまた次回。
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