こんにちは、かずです。
今回は、僕がトレンドブログをしない理由について、ブロガー目線から書いていこうと思います。
最近トレンドブログがブロガー界隈で人気なのはご存じでしょうか?(と言っても、僕もまだブロガーになって1か月しか経っていませんが)
なぜ人気なのかというと、それは儲かる(とよく言われている)からです。
実際にトレンドブログで儲けている人は結構いますし、そういう人が初心者に、トレンドブログを書いたらと勧めているのもよく目にします。
しかし本当にトレンドブログは、何のデメリットもなく儲かるのでしょうか?
早速見ていきましょう!
トレンドブログとは?
よくある「〇〇の交際相手は?年収は?」といったブログのこと!
トレンドブログとは、ある人物の名前を調べた時によく出てくる、「〇〇の年収、恋人情報、学歴をまとめてみた!」というようなブログのことです。
その時々のトレンドに応じて書いているので、トレンドブログと呼ばれているわけですね。
ところでこのトレンドブログなのですが、いったいなぜ儲かると言われているのでしょうか?
この儲かる仕組みなのですが、トレンドブログには色んな位置に広告が貼ってありますよね?
あれはGoogleをはじめ、いろいろな企業によって提供されている広告なのですが、あの広告を見てもらえることによって、ブログの運営者たちはお金をもらっています。
トレンドブログを書くと、当然話題を求めている人が殺到するので、その中の何人かに一人は広告を見ることになり、結果としてトレンドブログの運営者は儲かる、ということになるのです。
でもこの構図、何かおかしくないでしょうか?
道徳的な問題
多くの道徳的な問題がある!
このシステムで違和感があるのは、まず人の情報を書けばお金が儲かるというところだと思います。
ニュースの解説のブログとかなら全く問題はないと思いますが、人をターゲットにしているトレンドブログの違和感はやはりぬぐえません。
もし自分の親が、芸能人の交際情報や年齢、出身高校などを書いてお金を儲けていると知ったら、僕ならあまりいい気分はしないと思います。
でもこれは芸能リポーターの人たちもやっていることで、彼らへの批判はともかくとして、まだ社会的には許されています。
実はトレンドブログの運営者には、もう二つ道徳的な問題があります。
一つ目は、独自性のない情報という点、二つ目は、文章に責任が全くないという点です。
芸能リポーターの方々は、自分で情報を掴んで、調査をして、取材をして、色々なことをやったうえで初めて情報を手にできます。
しかも企業に守られているとはいえ、書く文章にも責任はあります。
これに対して、トレンドブログの運営者は、ネットサーフィンした情報をもとに、皆が見てくれそうな言葉を匿名で並べればいいわけです。
どう考えてもこちらは道徳的にまずそうですし、実際にいろいろな問題も起こっています。
問題が表面化している
すでにいろいろな問題が起こり始めている!
実際にトレンドブログをめぐっては、色々な問題が起こり始めていて、3月にもNHKのクローズアップ現代で特集までされていました。
今回はそこから抜粋してきた、文章に責任がないために起こる1例と、僕が実際に感じた、独自性のない情報のために起こる1例をご紹介します。
NHKの記事はこちらから↓
過去に起こった問題
間違えた人を容疑者として掲載してしまった!
こちらは皆さんも記憶に新しい事件の話です。
あおり運転の規制が強化されるというとき、高速道路で男女が車を止めて、男性が運転手に対していろいろ言ってくる横で、女性がガラケーで撮っていたという事件を覚えていらっしゃると思います。
それでは、あの事件の裏で少し報道されていましたが、あのガラケー女が誰だという嘘の情報がネットで流れ、その人が一時多くの人から嫌がらせを受けたのはご存じでしょうか?
このデマの拡散にトレンドブログが関わっていたのです。
これは文章に責任がないからこそ起こる問題ですね。
内容の無さ
最近は似たような、内容の薄いサイトばかりがいくつもある。
もう一つの問題は、サイトの内容がなくなっているということです。
元々独自のソースがないブログなので、人が持ってくる情報がないと何も書けません。
にもかかわらず同業者が多いので、最近は先走り記事と言って、「情報はまた更新します」ばかりが並ぶような記事が大量に生成されています。
これが情報に独自性がないからこそ起こる問題ですね。
ではこれらの問題が起こることで、何が起きるのか考えていきましょう。
リスクは大きく、リターンは小さくなる
ハイリスク・ローリターンになってきている!
これらの問題が起こることによって何が起こるのかですが、大雑把に言えば、トレンドブログを書くことのリスクが高く、リターンは少なくなってきます。
問題が起こると、当然世の中はその問題をなくすように要求しますし、企業や国もそれにこたえるように動きます。
人に敬遠されるものや、嫌がられるものをかわいがっていても、何のメリットにもなりませんからね。
というわけで先ほど出した問題の例から、具体的にどうなることが考えられるか、早速見ていきましょう。
訴えられる可能性も
人を標的にしていると名誉棄損で訴えられる恐れがある!
先ほどの例ですが、NHKの記事を読んでいただいても分かるように、トレンドブログに誤って情報を載せてしまった運営者は、名誉棄損の罪に問われる可能性があります。
儲けようとブログを始めて捕まってしまうなんて、絶対に嫌ですよね?
今は捕まらないと高をくくっている人も、世の中はどんどんプライバシーや名誉、人権に関して厳しくなっているので、将来的に捕まってしまう可能性は十分にあります。
これだけでもリスクは大きいですし、するとしても最低限正確な情報を書きましょう。
広告が規制される可能性
広告のポリシーの改定で一気に収入が0になる可能性も!
続いて文章の内容が無いことで、どういう現象が起こるかについて説明しましょう。
同じようなブログが増えてくると、まず独自性が認められなくなるので、広告の審査が怪しくなってきます。
今はトレンドブログを書けば、広告が掲載できると言われていますが、そのうち独自性がないという理由ではねられることになるでしょう。
また、読者も先ほど例に出したような先走りの記事にうんざりしてきているので、すぐに供給過多になりそれほど見てもらえなくなります。
現にトレンドブログについて調べてみると、真っ先に「トレンドブログ 邪魔」というワードが表示されます。
広告主がこれを放置しているわけもないので、そのうちポリシーの改定によって規制がかかり、リターンが0になると考えられます。
ハイリスク・ローリターンの意味が分かっていただけたでしょうか?
まとめ
トレンドブログの問題が表面化し始めている!
ハイリスク・ローリターンになっている!
人のまねをしてもその人を超えることはできない!
いかがだったでしょうか?
トレンドブログを勧めない理由が分かっていただけたでしょうか?
トレンドをひたすらまとめるよりも、自分でいろいろなことを考えながら書く方が、よっぽど自分のためになります。
これからブログを始める人は、トレンドブログだけはやめておきましょう。
それではまた次回。
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