こんにちは、かずです。
今回は「勝てば官軍負ければ賊軍」ということわざについて書いていきたいと思います。
みなさんはこのことわざを知っていらっしゃるでしょうか?
これを読んで下さっている方がどういう方なのかにもよりますが、小学生の方もいることも考えて、まずはこのことわざの意味から説明していくことにしましょう。
意味を知っているよ!という方は飛ばしてくださいね!
それでは早速見ていきましょう!
意味
一言で表すと勝った方が正義となるということ!
「勝てば官軍負ければ賊軍」このことわざは一体どんな意味、どんな由来を持っているのでしょうか?
辞書を引いてみると、意味は
勝てば官軍負ければ賊軍とは、何事も強い者や最終的に勝ったものが正義とされることのたとえ。
「故事ことわざ辞典」出典
由来は
たとえ道理にそむいていても、戦いに勝った者が正義となり、負けた者は不正となる。物事は勝敗によって正邪善悪が決まるということ。
「官軍」とは、時の朝廷や政府に味方する軍勢のことで、明治維新で敗れた幕府は賊軍の汚名に泣いたという
「故事ことわざ辞典」出典
と書いていますが…
ちょっとわかりにくいので、例をあげて説明することにしましょう。
ある所にAさんとBさんという2人の受験生がいたとします。
その2人はいつも同じくらいの成績で争っていたのですが、ある時AさんかBさんのどちらかが次のテストで下のクラスに落ちることになりました。
困ったBさんはそれを告げられた翌日からコツコツ勉強していくのですが…
結局、試験前日に山を張って勉強したAさんに点数で負けてしまい、クラスを落とされることになってしまったのです。
実力が拮抗しているなら、怠け癖のあるAさんより勤勉なBさんの方をクラスに残すべきだと、誰しもが思うでしょう。
でも、現実では結果だけしか見られません。
これが「勝てば官軍負ければ賊軍」なのです。
要するに、どんな手を使っていたとしても、結果を出していればそれが全てであるという意味なのです。
分かって頂けたでしょうか?
でもここで不思議に思われた方もいるかもしれませんね。
「一体なぜこんな残酷なことわざを紹介したのだろうか」と
なぜこのことわざを選んだ?
日本人に足りていない考え方だと思うから!
「勝てば官軍負ければ賊軍」意味を聞くと凄く残酷で恐ろしいことわざに聞こえてきますよね?
だって何をしてでも勝てばいいなんて、普通はそんなことは教えられません。
では、なぜ僕はこんなことわざを紹介することにしたのでしょうか?
その理由は、現実世界が結局勝てば官軍になっているにもかかわらず、誰もそれを言う人がいない、要するに日本人に足りていない考え方だと思うからです。
現実世界が勝てば官軍?なんて思われた人に詳しく説明しましょう。
1回のテストですべてが決まり、就職では学歴と口のいい人が受かり、地盤と看板と鞄だけで政治家が決まる、現実世界では当然のことですよね?
でも、おかしいと思いませんか?
1回のテストで全てが測れる訳はありませんし、学生がどんな能力を持っているかなんて少しの面接だけで分かるはずありません。
政治家なんてもっと適任だと思える人は山ほどいます。
しかし、こういう人たちはテストや面接、選挙で勝ち抜いたためにその地位にいられるのです。
これこそ勝てば官軍と言わずしてなんと言うのでしょうか?
みなさんが思っている以上に、現実世界では勝てば官軍となっていることが多いのです。
結果を意識しよう
努力の方向を間違えてはいけない!
現実世界は勝てば官軍であるということは分かっていただけたと思います。
努力をしていても、結果を出せなければ意味がないんです…(まるで僕のブログです)
現実は本当に非情ですね…
しかし、ここで「分かった、これからはずるをしてでも勝ちに行けばいいんだな」という考えは、残念ながら間違いであることを言っておかなければいけません。
というのも、ずるはそのうちバレてしまうからです。
例えば小学校でカンニングで有名だった人はことごとく受験に落ちましたし、もし就職の面接で偽りの体験を語っても調べられてバレるのが関の山でしょう。
僕のブログでも、読者の水増しに当たる行為、即ち話題性によるツイッターからの流入の効果は一時的なものでした。
本当にずるをしてもいいことはありません。(経験者は語る)
ではどうすればいいのかというと、その答えは努力の方向を間違えないようにすることです。
具体的に言うと、試験で絶対に出る範囲を重点的にやるだとか、面接で印象のよさそうな活動をしておくとかそういうことです。
要するにコストパフォーマンスの高いことをすることです。
こう書くと凄くいやらしく聞こえるかもしれませんね。
でも、結局口に出さないもののみんなやっていることなのです。
分かっているものの口に出したら駄目という文化、納得いきませんよね。
ということで、これを読んだみなさんは努力の方向を間違えないことを意識して、上手いこと生きていきましょう!
まとめ
「勝てば官軍負ければ賊軍」はよくあること!
ずるは役に立たない!
努力の方向を間違えないようにしよう!
いかがだったでしょうか?
ことわざは奥が深く、現在に通じるものも多々あるので、これからもぼちぼち紹介していきたいと思います。
最近忙しくてブログを書けていなかったのですが、時間を見つけて更新していく予定なので、面白いと思った方はぜひブックマークよろしくお願いします。
他にも灘校の頃の記事や医学部の記事も書いているので、ぜひ読んでみて下さい。
それではまた次回!
コメント
引き分けは世界平和ですか?
解決を先延ばしにしたに過ぎないかもしれませんね。