こんにちは、かずです。
今回は、僕が灘校を本格的に目指すきっかけとなった、浜学園での日々について書いていこうと思います。
浜学園、言わずと知れた有名塾ですよね。
特に灘校にはめっぽう強く、一部では灘校に行くなら浜学園とさえ言われているほどです。

灘校に入学する新入生の数が約200人なのに対し、浜学園の灘校の合格者数が毎年90名~100名であることから、いかに灘校に強いか分かっていただけるでしょう。
でも、そんな未来の灘校合格者達が集う浜学園で、毎日いったいどのような授業が行われているのか、どのくらいの成績を取れば安心なのか、どういう人が集まっているか、皆さんはご存知でしょうか?
…意外とみんな知りませんよね。
ということで、浜学園OBかつ灘校OBである僕が、記憶を頼りに浜学園についてつらつらと書いていこうと思うので、是非最後まで読んでみてください。

ただし、10年前の記憶なので多少変わっているところはあると思います。ご了承ください。
それでは早速見ていきましょう。
浜学園の授業はどんな感じ?
人気の先生にはそれなりの理由がある!
突然ですが、皆さんは浜学園の授業がどのような感じなのかご存知でしょうか?
息子が浜学園に通っているが授業の様子は全然知らないだとか、友達の息子が通っていて興味があるが詳しく話を聞きづらいといったご両親、意外と多いのではないでしょうか?

実際、僕も全然授業の様子を伝えないタイプの子供でした。
そんな方々のためにざっくり一言で表すと、浜学園の授業は基本的に「面白い」です。
え?分かりやすい、とか熱心に教えてくれるとかではないの?なんて思われた方もいることでしょう。
でも、僕の感想としてはやはり「面白い」というのが一番に来ますし、むしろ面白い方がいいとも思うのです。
というのも、この理由は小学生位の子供にいくら難しく興味深いことを教えたとて、それが面白くないと子供は聞く耳を持たないからです。
トークや持ちネタで子供の関心を集め、そこに関連させてサラッと知識を流し込む、これが僕の浜の授業に対しての印象ですし、人気の先生は全員これがうまかったように思います。
話を戻すと、浜学園の授業は知識を交えた面白いトーク主体の授業なので、そういった授業が好きなお子さんは向いているかもしれません。
ただ、性質上少人数でガッツリ指導してくれるという塾ではないため、お子さんの適性を踏まえて判断しましょう。
…と言っても、判断材料が余りに乏しすぎると思うので、ここで浜学園に通うメリットとデメリットをまとめてみました。
是非参考にしてみてください。
浜学園に行くメリットは?
生徒の層がとにかく分厚い&ノウハウがある!
まずメリットから見ていきましょう。
浜学園に子供を通わせるメリットは、とにかく分厚い生徒の層の中で切磋琢磨できること、そして過去何人もの生徒を灘校に入れてきたノウハウを得られることの2つです。
早速1つ目のメリットから解説していきましょう、と言いたいところですが…言わずもがなですよね。
浜学園の生徒の内、(1講座だけの受講も含めているようですが、それでも)毎年90名ほどが灘校に合格します。
それが何を意味しているかと言えば、1番上のクラスのメンバーはほとんど灘校に合格するような人であるわけです。
1番上のクラスに入るだけでそんなメンバーに囲まれて切磋琢磨できる、これはやはり浜学園に子供を通わせる最大のメリットであるということは、皆さんもよくご存知でしょう。

僕も5年生から浜学園に通っていたのですが、実際に最高レベル特訓1組にいたメンバーの7割位は灘校の同期になりましたね。
では2つ目のメリットは?というと、これもすぐにご理解いただけるでしょう。
というのも、毎年灘校に何十人も合格させている=それなりのデータや教材、講師陣が揃っているわけです。
それらを存分に活用しての指導、浜学園にしかできませんよね。
と、2つのメリットをご理解いただけたところで、次はデメリットについて見ていきましょう。
デメリットは?
個々へのサポートは手薄&モチベーションが低くなる可能性!
浜学園、メリットだけを見ると完璧な塾のように感じますが、世の中そんなにうまい話はあるはずもなく、やはりデメリットも存在します。
そのデメリットというのが、個人へのサポートは手薄なこと、層が分厚すぎてモチベーションが保ちづらいことです。
いったいどういうことなのでしょうか?ということで、まず1つ目について説明していきましょう。
浜学園の授業は、校舎によって異なりますが、基本的に1クラス10~30人の集団授業の形式で行われます。
すると、どうしても1人1人に対しての対応が手薄になって来るんですよね…
成績が悪くなってもそんなに心配されなかったり、宿題のチェックが雑だったり、小学生の僕としてはありがたい限りでしたが、親御さんとしてはマイナスポイントでしょう。

良くも悪くも実力主義の塾ですね。
そして2つ目のデメリットについてですが、これは正直子供がどういうタイプかにもよります。
というのも、もし負けず嫌いの子供なら、自分より成績のいい人がまだまだ沢山いる状況に奮起して頑張れるでしょうから。
しかし、もし一番上の成績を維持したいタイプの子供だとしたら、浜学園のシステムには合わないでしょう。
実際に、自分より成績のいい人がまだまだ沢山人がいることに絶望してやる気を無くし、結果として成績を落としてしまう人もいると聞いたことがありますし、浜学園はそういう人に対してはシビアです。

もちろん、最上位で成績を維持できる子供なら言うことはないのですが、浜でそのレベルに行くのは至難の業ですからね。
自分の子供がこの道をたどりそうだと考えるなら、浜学園に通わせるのはやめておいた方が無難でしょう。
ということで、2つのデメリット理解していただけたでしょうか?
まとめると、自分の子供のタイプを見極めて、メリット、デメリットをよく知ったうえで、浜学園に通わせるかを判断するのがいいということですね。
公開テストやその他のテストでの成績はどのくらいだった?
毎回100傑に入るくらいだった!
浜学園に子供を通わせるのがどういうことか分かっていただけたところで、次は浜の色々なテストでの僕の成績について書いていきましょう。
まず公開テストの成績についてですが、5年生の1年間で10傑に2回入り後は10位~70位を推移、6年生の1年間はいつも30位~120位での推移という感じでした。
次に模試の成績についてですが、オープン模試は3回中2回B判定、1回A判定、その他の模試は全てA判定という結果でした。

ただし、僕が灘を受ける年までは浜の灘校合格者数は毎年60人位だったので、今より判定は厳しいかもしれません。
この結果で灘校に合格者平均点位で合格したので、やはり模試でA判定を取り続けることは重要であると言えそうです。

また、巷で言われている公開テスト常時100位以内という言葉も、的を射ていると言えそうですね。
ということで、浜学園から灘校を目指す場合には、模試のA判定の維持と、公開テスト100位以内の維持を目標として頑張りましょう。
やっていてよかったことは?
本を読んでおくこと&レゴ!
最後に、浜学園に入るまでにやっていたことを振り返ってみて、僕が特に役に立ったと思うことを2つ挙げておきましょう。
その2つとは、ズバリレゴと読書です。

この2つ、実は他の灘校生に聞いても結構出てくるんですよね。
特にレゴについては、算数の、ひいては数学の図形問題への苦手意識を無くしてくれた恩人です。
レゴなんて陳腐な・・・と思う人にも、最近ではプログラミングをして思いのまま動かせるレゴもあるので、プログラミングの勉強も兼ねてぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

下に自分ならこれで勉強したいと思うような商品を3つ貼っておきました。1,2つ目は比較的低年齢向けの商品、3つ目は大人でも楽しそうな商品なので、ぜひ詳しく見てみてください。
また、「自分が教えられないのに子供にそんなものを買うのは・・・」と思う親御さん向けにも、なんとあのZ会がレゴと提携したプログラミング講座を通信教育でやっているそうです!
そちらもぜひ参考にしてみてください。
また読書についても、文章を読む速度を上げてくれたり、語彙力を付けさせてくれたり、何より文章を読むことに対する苦手意識を無くしてくれたりと、今の僕に非常に大きな役目を果たしています。
おすすめの本をまとめた記事を書いているので、ぜひそちらも参考にして、本好きな子供に育ててあげてください。
まとめ
浜学園に通うメリットは生徒の層が分厚いこと&ノウハウを持っていること、デメリットは個人へのサポートが手薄なこと&モチベーションが保ちにくいこと!
灘校に合格するには公開テストで100位以内&模試でA判定を維持することを目標に頑張ろう!
読書、レゴは数学や国語の基礎として非常にオススメ!
いかがだったでしょうか?
レゴと同様、プログラミング的思考も算数や数学に不可欠なものとなるので、もしZ会を始めるか迷っている人は一度資料を請求してみるといいでしょう。
また、この他にも中学受験や灘高校に関しての記事を色々書いているので、興味があればぜひ読んでみてください。
それではまた次回。
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