こんにちは、かずです。
今回は、なぜ政府がGo toキャンペーンなるものを行うことを決定したのかについて、考えていこうと思います。
現在世論から厳しい批判にさらされているこのキャンペーンですが、皆さんはどうお考えでしょうか?
政府の人の発言から分かる政府の本音を読み解いていくと、方針としては意外と的を射ていることが分かるかもしれませんよ?
それでは早速見ていきましょう。
Go toキャンペーンとは?
要するに地方経済を回そうキャンペーン!
まず皆さんに質問なのですが、Go toキャンペーンとは何かと聞かれたときに、概要や趣旨を正確に答えることができるでしょうか?
多分こう聞くと、ほとんどの人が答えに詰まると思います。
実際僕もこの記事を書くためにGo toキャンペーンについて調べるまでは、内容をしっかりと把握していませんでした。
というわけで、Go toキャンペーンの概要から説明していくわけですが、簡単に言えばこれは地方経済を回そうキャンペーンなのです。
詳細は詳しく説明しているサイトを下に貼っておくので、そこの説明を読んでいただければわかると思いますが、これは純粋に地方経済を回すための政策だと僕は認識しています。
でもまだ早いのではないか?とか、コロナが終息してからの方がいいのではないか?とか、こういう風に考える人も多いと思います。

実際こういった批判も散見されます
しかし、これに対しては実は政府の判断が正しいと言えるかもしれません。
コロナ終息まで待てない
コロナが終息するまで待っていると地方がもたない!
まずコロナが終息する可能性について考えてみましょう。
新型コロナウイルスが中国で発見されてからすでに半年が経過しました。
しかし、世界の感染者は増え続けるばかりですし、日本でも第2波の拡大が懸念されています。
ワクチンもまだ実験段階で、配備はまだ先になりそうです。
テレビでは、しっかりとPCR検査をして、自宅待機をして、2週間たてば終息するに違いないと簡単そうに話していますが、これは机上の空論にすぎません。
実際にはPCR検査は完璧ではありませんし、それを全国民に行うのは不可能ですし、人との接触は確実に生まれますし、なにより一人感染者がいただけで自粛後もまた広まってしまいます。
そこからさらに自粛なんて無理な話です。
しかも、都会は大丈夫かもしれませんが、地方には財源を観光に頼っている都市も当然あります。
要するに、度重なる自粛で、すでに地方経済は限界を迎えつつあるのです。
しかしただ補助金を配るだけだと、不公平が生じたり文句が出たりするので、このように平等に配れる制度を考えたのでしょう。
だから、この頑張った分だけ公平に地方に対してお金が行くという点においては、この政府の政策は評価すべきであるという風に考えます。
一方で、終息までは待てないとは言っても、やはりこれ以外の点では政府が判断を見誤っている点もあると思います。
医療の限界
コロナと付き合っていくうえで最も大事!
先ほどコロナの終息までは程遠いと書きましたが、終息までで一番大切なのが医療を守ることです。
この理由は、医療崩壊を引き起こしてしまうと、治せるはずの患者が治せなくなってしまい、たちまち亡くなってしまう方が増えるからです。
そのため、現在は医療崩壊しないように医療を守っていくことを最優先に考え、その範囲で経済を回していくようにするというのが基本的な方針だと考えられます。

実際に政府の動きや各都市の動きからもそれがうかがえます。
まずこの前提に立つうえで問題になるのが、今でも医療がひっ迫しているという点です。
病院の赤字が大々的に報道されていますが、これはそこで働いている人たちの給料、ひいてはその人たちのエネルギーに直結してきます。
実際に東京女子大の看護師集団辞職が話題になっていますが(下の記事ですね)、医療へのお金が足りていないことによる医療崩壊が起こってしまうことも十分にあるのです。

この場合は少々特別かもしれませんが、今後同じようなことが起こることも十分に考えられます。
まずそちらにお金を回す方が先決のように、素人には思えるのですが…
しかもそれに加えて、今第二波が来ている状況でこのキャンペーンを行うと、状況は全く変わってしまう恐れがあります。
一斉に人の動きが起こると、人と人との接触も増え急激に感染者が増加する可能性があるからです。
ただでさえ弱っている医療に、第二波を耐えきることはできるようには思えません。
この辺りに関しては、政府がどういう試算を行っているかは明白ではありませんが、少なくとも全国民一斉ということはやめて、何らかの制限を設けるなどした方がいいのではないかという風に思います。
まとめ
コロナの終息可能性は低い!
地方経済を回すという点では評価できる!
素人目には問題があるようにも見える!
いかがだったでしょうか?
重要なのは、どのようにバランスを取っていくかだと思います。
政府が多少公平性を捨てて地方にお金を配分するのか、キャンペーンの内容に改良を加えるのか、国民が適切な行動をしてくれると信じてこのままいくのか、どうするのかは分かりません。
しかし、僕達にもできることはあります。
それは周りに流されて批判したり動いたりするのではなく、自分で考えて自分で行動することです。
コロナだって、自分でかからないように対策をすることは可能ですからね。
何が正しいとは言えませんが、自分でする対策だけは確実なので、是非各々が気を付けていきましょう。
それではまた次回。
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