こんばんは、かずです。
今回は高2までにしておきたい大学受験の勉強について、僕の経験とともに書いていこうと思います。
プロフィール、そしてタイトルにも書いてあるのでお分かりかと思いますが、僕は中高と灘に通っていました。
毎年現役生の100人以上が東大か国公立医学部に行くような高校です。この前ふと高校時代の成績表を見つけて見てみたら、そこに載っていた人のほぼ全員が東大か京大の医学部に進学していたので、改めてとんでもない高校だったと感じましたね。
東大京大を多数輩出する灘校で、いったいどういう教育を受けてきたのか、高2までと高3とに分けてしっかり書くつもりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう。
灘でしていること
灘の授業はとにかく進度が早いが、素晴らしいわけではない!
まず灘ではどんな授業をしているか、どんなカリキュラムで進んでいるかについてみていきましょう。
きっと素晴らしい授業をしているんだろうとかよく言われるのですが、実は意外とそんなことはなかったりします。(もちろん素晴らしい授業もありましたが)
ではなぜあんな進学実績になっているかと言うと…
授業進度が恐ろしく早くて、しかもみんなそれについて行くためにちゃんと勉強するからです。
具体的な早さですが、中2までに中学範囲、高2までに全教科を高3の範囲まで終わらせるくらい、と言えば分かっていただけるでしょうか。しかもかなり深いレベルまでやるので、高2の時点で高3の模試で成績表に名前が載る人も出てきます。
ただ、もちろん勉強しない人も出てくるわけですし、少しでもサボるとすぐ置いていかれるので、落ちこぼれてしまうとめちゃくちゃ大変なんですよね…という話はさておき
ここで言いたいことは、灘の勉強は真似できるということなんですね。
要するに、灘の生徒と同様、自己学習で高2までに高3の範囲までのすべての勉強を終わらせてしまえばいいわけです。
ちなみに、塾の東大や京大、医学部といった難関大学を目指すコースもこの進度で進んでいるので、途中から入るためにはこのペースに乗っておく、あるいは追いつく必要があるんです。実は勉強のペースってすごく大事なんですよね。
でもそんなこと言われても、どうすればいいの、、、って思いますよね?
というわけで、ここからは具体的な勉強のやり方について見ていきましょう。
何を重視すべきか?
基礎を完璧にしておく!特に数学と英語は短期間では身につきにくい!
高2までに高3の勉強をやると言っても、やみくもに参考書を買いあさって適当に解いていくのでは、あまり意味がありません。
一番重視するべきことは、各科目、特に数学と英語の基礎をしっっっかり身に付けておくことです。
英語で言えば文法や単語、数学で言えば公式や定義、決まった解き方や計算をしっかりできるようにしておくということですね。
でもこれって、頭では分かっていても意外と難しいんですよね。
進度を早くするなら、基礎なんてやっている暇はないのではと感じたりしますし、焦って早く難しい問題に取り組みたくなる気持ちもありますし。
僕自身、中学生の頃は全然意識していませんでした。
しかし、高校に入って英語の長文読解をしていた時に、文法力と単語力が足りていなくて、文章が全然読めないことに気づかされたんです。
特に京大英語で出てくる難解な長文には全く歯が立ちませんでした。
逆に数学はしっかり青チャートなどを解けるようにしていたので、応用問題にも苦労せず
そこで初めて、基礎が出来ていれば、高2、3の演習でいくらでも成長することができるし、反対に基礎が欠けていると、いくら高3になって演習を積んでも、あまり成績が伸びないということを思い知らされました。
これを読んでいる皆さんは、こういう後悔をしないように、基礎をしっかり勉強しておきましょう。
なぜ数学&英語?
範囲が膨大かつ入試での比重が大きいから!
先ほど、特に英語と数学と書きましたが、この2科目を勧めた理由としては、範囲が膨大であること、一つの考え方が抜けていると演習が全然解けないこと、練習を積まないとなかなか知識の獲得に結び付かないことが挙げられます。
実際、先ほども書いた通り、僕は英語の基礎が身についておらず、その遅れを取り返すのにめちゃくちゃ時間がかかりましたからね…
反対に、理科や社会は科目に共通している考え方を身に付ける+知識で何とかなります。
僕は地理選択でしたが、海や山脈の位置、風の吹き方が分かれば気候が分かりますし、それに加えて何が採取、採掘出来るかが分かれば後は知識で乗り切れますし
理科も、いくつか法則とか規則性が分かっていれば何とかなります。
ということで、数学と英語の基礎が超大事という話でしたが、具体的に何をすればいいのでしょうか?
何をすればいい?
英語、数学ともに学校or塾でもらった参考書を完璧に仕上げましょう!
よほど変な先生でない限り、間違いなくその科目の基礎がもれなく付くように考えて参考書を配ってくれています。
学校でもらった教科書を進度は無視して、全て終わらせて余力があれば2週目、3週目をしましょう。
ここで注意なのですが、教科書はやり始めたら浮気せずに最後まで終わらせましょう。
教科書は、1冊をやりこむことでその科目の体系的な知識がつくような設計になっているので、他の教科書に浮気をしてしまうと、知識にぬけが出たりするので絶対にやめましょう。
学校が進度に応じてしか教科書を配ってくれないシステムの場合は、下にそろえておきたい参考書の種類を上げておきますので、学校で配られていないものなどあれば買ってください。(特に数Ⅲはこういう場合が多いので事前に買って勉強し始めておきましょう。)
揃えておきたい参考書
参考書一覧
英語
単語帳 Step up式(難易度別に何冊かに分かれているやつ) 1シリーズ、文法問題集 1冊、長文読解問題集 1冊、和訳問題集 1冊、英作問題集 1冊
数学
チャート、4stepなどの数Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,A,Bの参考書1セット、余力があれば1対1の数学演習
理科
セミナー、センサー、重要問題集など
社会、国語
学校の勉強のみでよい
これらの参考書を高2までに2周やっておけば、確実に基礎は身につきますし、高3でする演習でも理解が全然違うと思います。
時間のある高2までの間にこれらの勉強を終わらせておきましょう。
まとめ
高2までに数学と英語を固めておく!
全教科基礎をしっかり勉強しておく!
参考書はもらったものを完璧になるまで繰り返す!
この3点を抑えておけば完璧です。
しかし本当に分かっておいて欲しいのは、みんな結局できていないということです。
そういって油断するのは論外ですが、焦って手につかなくなるのももったいないです。
高3の勉強法はまた今度紹介したいと思います。
それではまた次回。
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