こんにちは、かずです。
今回は予習の大切さ、方法について書こうと思います。
学校や塾へ行ったときに、予習や復習を大切にしなさいと言われた経験は、だれしも一度はありますよね?
でもその一方で、具体的なやり方に関しては教えてもらえず、実際に予習や復習をするとなった時に、何が目的なのか、何をするのが正解なのかが分からなかった、という経験をしたという人も多いのではないでしょうか?
特に予習を自力でするのは難しいと思います。
そういう人のために、予習がなぜ必要か、何をするのが正解なのか、注意点について書こうと思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう!
なぜ予習をする必要がある?
沢山のメリットがある!
理由はないが予習は大事なのでしなさい、と言われてもする気にはなりませんよね?
ということで、まずは予習をする理由やメリットについて書いていきましょう。
下に予習をするメリットで、僕が特に大きいと感じたものを3つ挙げてみたので、ぜひ参考にしてください。
授業内容の定着率が上がる
予習をするメリットとして、僕が一番大きいと感じているのが、この「授業内容の定着率が格段に上がる」というものです。
一度予習をしたことがある人は分かると思いますが、普段呪文みたいに聞こえてくる先生の言葉が、突然意味を持って耳の中にするすると入ってくるようになります。
大げさに思われるかもしれませんが、本当に授業でやる範囲の教科書をさらっと読んだりするだけで授業が面白く聞こえるようになります。
と、言われても信じられないという人もいると思うので、論理的に説明しておきましょう。
なぜ予習をすると授業が理解できるようになるか、この理由は「言葉が一度脳の中に入っているから」だと考えられます。
突然知らない単語を口頭で話されるのと、理解していなくても事前に単語だけ頭に入れた状態で説明を聞くのとでは、理解のしやすさが変わってきそうだと思いませんか?
つまり、理解していなくても、とりあえず軽く頭に入れておくことに意味があるのです。
理解しなくてもいいのですよ?予習が簡単そうに思えてきましたよね?
これだけでも予習をしてみる気になったと思いますが、せっかくなので2つ目、3つ目の理由も見ていってください!
事前にいろいろ調べておける
続いて挙げるメリットが、授業の前に自分自身でいろいろ調べることができるという点です。
なんのイメージも持たないまま授業を聞くのと、事前にいろいろ調べたうえで授業を聞くのとでは、文字通り理解度に天と地ほどの差が出るのは分かりますよね?
先生の話もより深くまで理解できるようになりますし、授業を聞くのもより楽しくなるでしょう。
さらに、事前に調べて分からなかったところを質問として用意しておけば、より集中して授業を聞けるでしょうし、質問を通して先生と仲良くなることも可能です。
質問の内容が深いほど喜ばれることは確かです。
効率がいい
さらに3つ目のメリットとして、勉強の効率がいいということがあげられます。
これも考えていただければわかると思いますが、授業中寝心地の悪い机で寝て、家で穴あきのスライドを必死で勉強するのと、予習して授業を聞いて復習してしっかり寝るのとではどっちが効率がいいでしょうか?
後者の方が間違いなく効率がいいですよね。
どうでしょうか?
きっとあなたも予習したくなってきたはずです。
でも、予習って具体的に何をすればいいの?と思う人もきっといると思います。
ということで、次は何をすればいいかについて書いていきましょう!
何をすればいい?
時間が無いなら全体をさらっと読むだけでよい!
予習と言っても具体的に何をすればいいのか?
この問いの答えは「授業で勉強する分野全体をある程度見ておく」です。
と言われても、ざっくりしていて分かりづらいと思うので、もう少し具体的に説明しましょう。
例えば、次の英語の授業で教科書120ページから125ページをするので、この範囲を今から予習するとします。
この時に、はじめにすることは「授業で勉強する分野全体をある程度見ておく」つまりこの範囲全体に目を通すことです。
なぜこうするのかは後で詳しく説明しますが、簡単に言うと予習をする際に1つの部分ばかり掘り下げて、手を付けてない部分が残るのはあまり意味がないためです。
そのため、触れてない部分が残らないようにまず全体に目を通しておくのです。
次に、時間に余裕があれば、難しそうな部分や理解できない部分を探します。
英語なら文章の構造が分かりにくい部分、数学なら解き方の方針が立ちにくい部分という感じです。
これも一部をじっくりやるのではなく、全体を通じてざっくりやりましょう。
そして、さらに時間に余裕があれば、分からないところを調べたり、考えてみたりします。
これが出来れば授業を聞いて分からないところを解決することもできるでしょうし、先生に授業終わりに質問しに行くことも可能になります。
つまり、自分が分からないことが分かる状態になれるのです。
ここまでできる人はそうそういないと思いますが、これが出来れば完璧なので時間に余裕がある人はこの状態を目指すといいでしょう。
予習で何をすればいいか、大体分かっていただけたでしょうか?
ところで、先ほども少し触れましたが、実は予習をする上で注意しなければいけないことがあるのです。
ということで、最後に注意点について書いておきましょう。
注意点
授業のずっと前にするのはあまり意味がない!
予習の際に注意しなければいけない点というのが、先ほども出てきた「全体を通じて予習しないと効果があまりない」という点と、「授業のずっと前にしてもあまり意味がない」という点の2つです。
まず、なぜ全体を通じて予習をしないと意味がないかについて、具体例を使って説明しましょう。
例えば全体の半分を完璧に予習して、残り半分を全く触れていないAさんと、全体をざっくり予習してきたBさんがいるとします。
Aさんは授業範囲の前半は完璧に予習したため100%理解することができましたが、後半は授業をつまらなく感じ寝てしまったため、全く理解できませんでした。
一方Bさんは授業範囲をざっくり予習していったため、全体の70%位理解できました。
この場合、後々有利なのはBさんの方ですよね?
単純計算でAさんより多くのことを授業から得られていますし、大雑把にですが全体が理解できているので、後々の勉強もしやすくなるはずです。
勉強は積み重ねの上に成り立つので、理解に穴があるAさんは勉強しづらくなってしまうのです。
全体を通じて予習しなければいけないという理由は、分かっていただけましたね?
では続いて、なぜ授業のずっと前に予習をしても意味がないか?ですが、この理由は極めて単純です。
そうです、お察しの通り人間はやったことを忘れてしまうからです。
CBTの時に記事にしましたが、人の記憶は本当に儚く、覚えても覚えても2週間もすれば忘れてしまいます。
この下の記事ですね。1か月前にやったことなのに、きれいさっぱり忘れていました。
もちろん準備が早いのはいいことですが、予習に関して言えば、授業のずっと前にするのはやめておいた方が無難でしょう。
まとめ
予習のメリットは授業内容の吸収率を高め、勉強を効率よくできることにある!
時間が無ければ全体をさらっと見よう!
予習を授業のずっと前にするのはやめておこう!
いかがだったでしょうか?
実は僕も、高校時代は予習に対して意味を見出せず、全くしたことがありませんでした。
しかし、大学に入って一度予習した時に、初めてその大切さや効率の良さに気付き、それを知ってもらうべくこの記事を書くことに決めました。
これを読んで予習をする気になったという人が現れれば幸いです。
それではまた次回!
コメント