医学生必見!国家試験を受けるまでの1年間の勉強まとめ!【117回】

医学の勉強
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こんにちは、かずです。

今回は医師国家試験までの勉強について書いていこうと思います。

後輩の皆さん、特に5,6年生の皆さんは、国試に向けてどういう勉強をすればいいかイメージ出来ているでしょうか?

僕はつい先日117回を受験し、今は合格発表を待つ身なのですが、実際受けてみて感じたのが、ギリギリを狙わずにしっかり前々から勉強していてよかったということでした。

いったいなぜそう感じたのか、勉強した過程、何を思って勉強していたかなどを書いていこうと思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。

かず
かず

ちなみに、国試直前~当日のことは下の記事にまとめているので、そちらも合わせて読んでみてください。

それでは早速見ていきましょう。

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実際に受けてみて

知らないことも山ほど聞かれるし深く勉強していないと難しい!

はじめに、なぜ前々から勉強していてよかったと感じたかについて書いていこうと思います。

僕はマッチングの関係で、前年の夏に1周目問題を全て終わらせて、116回をボーダーで合格できるくらいには勉強していたのですが

受験してみて、正直夏の状態(動画講義と1周目問題終了)では今回の合格点を取るのはまあまあ厳しかっただろうと感じたんですね。

かず
かず

まだ予備校のボーダー(現時点で74%)しか出ていませんし、すごい人はそれでも合格できるのかもしれませんが

というのも、1周目問題は解説の質がよくとっつきやすくはあるのですが、その一方で扱っていない疾患もそこそこあるんです。

そういう見たことない疾患が選択肢などで出てくると、間違っていたとしてもそれに気づけないので、選択肢を絞りきれないことにつながります。

また、最近の国試では、知識を組み合わせて考えさせたり、今まで聞かれてない深い知識を問うたりする問題が増えているので、知識が少ない=不利になりますし

そもそも大体の人は最終的にQBのほとんどの問題を終わらせているので、みんなに遅れを取るという意味でも不利です。

以上の理由から、ギリギリで受かればいいやと考えて、国試4,5ヶ月前から一周目問題と動画講義をやりこんで試験に臨むというやり方はおすすめできないと感じました。

マッチング対策も含めて、しっかり前々から準備しておきましょう。

勉強の過程

5年生の1,2月辺りから勉強を始めた!

続いて、どういう勉強をしていたのかを書いていこうと思います。

僕は5年生の間忙しくて本当にほとんど勉強していなかったので、6年生になる直前の1,2月くらいから書いていこうと思うのですがその前に

かず
かず

大学のテストに向けて過去問をやったり、QBを少し解いてみたくらいです。

進捗まとめ

2021年の4月(5年生開始)時点~国試終了までの、僕と周りの人の勉強の進捗具合をまとめておきます。

ぜひ参考にしてみてください。

2022年1~4月

ひたすら動画講義を見ていた!

6年生に入る直前の1月、2月ですが、実はこの時期に大学で模試を受けさせられまして、みんなに遅れつつあることに気づかされました。

かず
かず

この下の記事に感想など書いています。興味がある人はぜひ読んでみてください。

で、QBを解き始めようと思ったのですが、全く勉強していなかったため解説が理解できず断念、先に動画講義を始めることにしました。

かず
かず

この時期の僕のQBの正解率にも、太刀打ちできていないことが如実に表れていますね。

しかし、実習などもあって中々進まず、大体見終わったのは4月、8月上旬のマッチングまでに過去問5年分は解けないといけないというノルマがあったので、5月からはQBと並行して見ることに

5~7月

実習、マッチングとの両立!

動画講義を見ていたおかげもあって、正解率はわりと上がりましたが、やはり実習やマッチングとの両立が大変でした。

特にこの時期は忙しい科を回っていたため、朝から夕方まで実習、その後は勉強、休みの日は履歴書を書いたり写真を撮ったりと疲れ切っていましたが、まあみんな頑張ってますからね。

励まし合いながら頑張りましょう。

かず
かず

ちなみにですが、実習は国試にめちゃくちゃ役立ちました。1つはしっかり経験できるところを選んでおいた方がいいと思います。

8、9月

マッチングを終えて一休み!

僕個人としては、マッチングが終わったし116回を通るくらいには勉強したししばらく遊ぼうという感じだったのですが、全体としてみれば勉強のペースは維持されていますね。

10月に卒業試験があったことと、マッチングで試験がない人達が勉強を始めたため、こう見えているのだと思いますが、みんなやっぱりすごいです。

かず
かず

逆に、この時期から勉強を始めないと、みんなに遅れてしまうということも言えそうですね。

ちなみに、僕は9月下旬に勉強を再開して、卒業試験の前までに1周目問題をもう1周解いていました。

遊びと勉強のメリハリを付けて頑張りましょう。

10月~12月

1周目問題以外を終わらせていた!

卒業試験も実習も終わり、後は本番に向けて勉強するのみという時期です。

この時期に模試を初めて受けたのですが、思っていた以上に分からない選択肢、問題が多く、特に臨床では学内偏差値43という不甲斐ない結果になってしまい

実はそれまで1周目問題だけやりこめばいいやと考えていたのですが、それ以外もやらなければいけないという気になりました。

かず
かず

そこそこ時間もありましたからね。↓は模試の結果です。

実際やってみると思っていた以上に初見の疾患や知識が多く、全然やる必要あるやんとメディックメディアの人を若干恨んでましたね。

かず
かず

ちなみに、12月中旬に解いた冬メックの結果はこんな感じでした。公衆衛生がすごく難しくて、ここで公衆衛生をちゃんと勉強しないといけないと感じました。

1月上旬

まさかのコロナ感染!

で、国試1か月前の1月上旬ですが、なんと正月早々コロナに感染しまして、3日くらい寝込んでいました。

国試当日にコロナに感染し、受けられなくなる方が怖かったので、これで当日は大丈夫だろうとあんまり気落ちはしませんでしたが、勉強量を戻すのが大変でした。

かず
かず

体のだるさは残りますし、外にも出かけられませんし、せっかく立てた勉強の予定も狂ってしまいますからね。

復活後はコロナで休んだ模試を受験し、なんとか必修と公衆衛生以外の問題を終わらせて気づけば2週間前、ここからがしんどかったです。

かず
かず

その模試の結果はこんな感じでした。1周目問題以外も大体解き終えた状態で受けたので、般臨の成績が上がっていますね。

1月中旬~試験まで

時間が限られている中で何をやるか!

正直やりたいことは山ほどありました。

模試の復習、掘り下げたい疾患を片っ端からyear noteで調べる、ブクマしてある問題を解きなおす、理解できていない機序を理解する、国試の時に読むノートを作る、公衆衛生を深く勉強する、必修を勉強する、直前講座を見る、過去問5年分を解くなどなど沢山案があったのですが

1日模試の復習をやってみて、全て終えるには到底時間が足りないということに気づかされました。

そもそも量が多く終わりませんし、人間アバウトな目標を立ててもやる気になれませんからね。

かず
かず

直前期にはメンタルもかなりやられますし、何を何時間勉強していても足りない気持ちになります。そういう時には無理のない具体的な目標を設定して、後は生活リズムを整えることを意識しましょう。

なので、とりあえず優先順位をつけて、僕にとって重要な科目、すなわち公衆衛生と必修だけは必ず終わらせると決めて勉強しました。

かず
かず

必修の成績が落ちていたのと、公衆衛生が苦手という結果が模試で出ていたのでこの2つを最重要としました。何をするか迷ったら模試の結果を見て決めるといいでしょう。

公衆衛生は動画講義を自分でノートを作りながらしっかり聞き、必修は1周目問題を試験直前の3日間で解くことにして、余っている時間で過去問5年分で間違えたところや最近解いていなかったところを解いて、気になっていたかつ重要な疾患をノートにまとめて

かず
かず

例えば、COPDと喘息と咳喘息とアトピー喘息はどう違うのかとか、TMAを起こす疾患の違いとかです。

後は下の画像のようにラインをメモ帳代わりにして、気になることをその都度書いたり、すぐに見返せるように指標をまとめたりしていました。

大体1日に9~10時間ほど勉強して、ようっっっっっっっっやく試験でした。

まとめ

前々からの勉強が重要!

具体的な目標を立てて勉強する!

深掘りの勉強が大切!

いかがでしょうか。

結局僕はメディックメディアの採点で必修90%で真ん中、般臨85.3%で上位1/4くらいの成績だったので、結果論としてはここまで勉強する必要はないと言えるかもしれませんが

ボーダーを狙って1年をかけたギャンブルをするくらいなら、確実に受かりに行った方がいいと思います。

かず
かず

医学の知識で仕事をすることになる訳ですし、コスパを求めてボーダーを狙ってもあんまり意味がないと思うんですよね。もちろん、勉強自体の効率は大事ですが。

後輩の皆さんも、勉強することが多くなっている&ハードルが上がっていて大変だと思いますが、なんだかんだで前々からやっていれば受かるので頑張ってください!

それではまた次回!

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