こんにちは、かずです。
今回は前回に引き続き、医学部の4回生からの勉強法や注意点について書いていきたいと思います。
医学部の勉強について1から知りたい方は、前回の記事から読んでいただけるとさらに分かりやすくなると思うので、そちらも読んでみてください。
またこのブログでは、臨床医学を始める学年=4回生という設定で書いています。
ただ話を聞いていると、もっと臨床医学の勉強が早く始まる大学もあるそうなので、そういう大学の方は臨床医学が始まってからの勉強法という風にとらえてください。
それでは早速見ていきたいところですが、その前に…
準備するもの
病見えシリーズ+マイナー科の参考書1冊を用意しておこう!
4回生では臨床講義という病気に関しての講義が始まり、各時間違う臨床の先生が来て講義してくださいます。
これには先生ごとに色々な話が聞けるというメリットもあるのですが、先生によってスライドの質がバラバラだったり、全範囲をカバーしきれてないというようなデメリットもあります。
そこで病気が見える(通称:病見え)など、教科書の出番になります。
教科書(特に病見え)は分かりやすくまとまっていることが多く、授業の予習や復習、テスト勉強にもってこいです。
臨床の先生や先輩からの評判もそこそこよく、臨床医学を学ぶ医学生にはほとんど必須だともいえるでしょう。
実際僕も、試験は病見えを読んで、過去問を解いて、最後にレジュメに目を通すという形で勉強をしています。
ただし、病見えの耳鼻科、皮膚科、精神科などはまだ発売されていないので(耳鼻科、皮膚科、放射線科などを、マイナー科と呼びます)、その参考書として、マイナー科の参考書1冊を別に用意しておくのがおすすめです。
僕はレビューブックを使っています。よくまとまっていておすすめですよ!
4回生
CBTに向けて全力で勉強しよう、メンタルだけは病まないこと!
医者になるまでをまとめた記事でも説明しましたが、4回生は秋ごろに非常に大事なCBTという試験を控えています。(詳しくはこの下の記事に書いているのでぜひ読んでみてください!)
CBTはマッチングという医者の就職にも関わることもあるので、しっかりと頑張りましょう!
他にも進級の条件もCBTの点数次第だったりするところも多いようですし、この上の記事にも書いてある通り非常に範囲が広いので、CBTの勉強だけは全力でしておきましょう。
CBT以外の大学の試験は、去年までと同じくみんなと足並みを合わせて、過去問などをこなしていけば受かります。
基本的に、臨床医学の先生は追試をするのが面倒だから優しい人が多いので、ここまで受かってきた人ならもし追試にかかったりしても最終的に合格できるでしょう。
またCBTの後には、OSCE試験という医療面接の仕方を心得ているかをチェックする試験もあります。
OSCE試験の結果次第で進級させないという大学は僕は知りませんが、医療面接自体は臨床をするうえで必須だと思うので、ある程度は勉強しておくとよさそうです。
勉強内容についてはこちらにまとめているので、是非読んでみてください
5回生
国試に向けての準備段階!病院をどうするか考え始めよう!
ここから先は、僕の先輩に聞いた話を書いていきます。
5回生はCBTが終わり、国試までもまだ時間があるのでいったん落ち着く時期です。
しかし、ここで遊んでいてはいけません。
理由は2つあり、1つはポリクリで勉強していないと怒られるから、もう1つは病院見学をこの時期から始めないといけないからです。
ポリクリ(病院実習)で勉強していないと怒られてしまうのは当然だと思うので、病院見学について書いていきましょう。
実は、自分の大学の附属病院に行くと決めている人ならいいのですが、将来外の病院に就職したいと思う人は、この時期からどこの病院に行きたいかを探しておく必要があります。
この理由は、目当ての病院を決めて病院見学に行っておくことで、そこの病院の雰囲気も知ったり、先生と仲良くなり就職を有利にしたりするためです。
これは先に始めておくほどメリットですし、5年生からみんな行き始めるようなので、外病院を考える人は考えておきましょう。
また、勉強についてですが、5年と6年の勉強は基本的に国試に向けての勉強です。
CBTと同様、映像授業やQBを解いて対策するらしいので、そんなに書くこともありませんね。
後は、ポリクリで怒られるのを防ぐために、回る科の予習をしておきましょう。
6年生
卒試、国試に向けて勉強しよう!
基本的には国試に向けて一直線で勉強ということになるらしいです。
ただ、国家試験は9割受かるといっても、優秀な人がみんな勉強する中での9割なので、僕も昔思っていましたが、9割受かるから余裕と思うのだけはやめましょう。
その他のイベントとしては、夏ごろにマッチング、どこかのタイミングで卒業試験が行われるそうです。
マッチングは面接や試験、成績などを見て判断するそうですが、先輩の様子を見ていると結構大変そうなので頑張りましょう…
まとめ
4年はCBT対策、5,6年は国試対策を頑張ろう!絶対病まないようにだけ!
5年のうちに病院は考え始めておこう!
勉強法は自分に合ったものを!
こんな感じですね。
4回生から上の勉強は、自分で教科書を読んだり、決まった教材を自分のペースで勉強していくという点で似ていると思います。
3回生までと違って、足並みをそろえた勉強をしないため不安になると思いますが、先輩曰く「病みさえしなければ大丈夫」だそうなので頑張りましょう!
こんなところで今回は終わりです。
それではまた次回。
コメント