こんにちは、かずです。
今回は偏差値ばかりを見る世の中に違和感を感じたので、どうにかしたいという思いを込めて偏差値ばかりを見ても意味がないという記事を書くことにしました。
以前学歴ばかり気にしてもあまり意味がないというような記事を書きましたが、それと同様のことは偏差値にも言えます。

この記事ですね。興味があれば是非読んでみてください。
一体どうしてなのでしょうか、早速見ていきましょう。
偏差値偏重の社会
大学名を調べると必ず「~大学 偏差値」とサジェストされる!
今の世の中、高校や大学を調べると必ずと言っていいほどサジェストに偏差値という言葉が現れます。
例えば僕の大学名で調べると「大学名 偏差値」という言葉が検索候補に挙がりますし、ほとんどの大学で同じことが言えます。

実際やってみましたが、東大、京大、阪大、東工大などの有名な大学では軒並み出てきました。
Youtubeでも偏差値を売りにする高学歴Youtuberが増えていますし、中には自分より偏差値の低い大学の人を馬鹿にするようなYoutuberもいてるそうです。
でもみなさん、そもそも偏差値って何か知っていますか?
偏差値とは?
得点が受験者全体の中でどれだけ高いか低いかを表す値!
偏差値とは何か、難しいですがざっくり書くと、得点が受験者全体の中でどれだけ高いか低いかを表す値です。(Wiki参照)

詳しく知りたい方はWikipediaの下の記事を読んでみてください。求め方などが書かれています
確かに、受験者の中でどれだけ自分の成績が高いかが分かったり、その大学を志望している人のレベルがどれだけ高いかが分かるいい指標なのですが…
この偏差値にもいくつかの問題点があります。
問題点1:偏差値はある程度操作できる
受験者がどんな集団かによる!
一つ目の問題点が、偏差値は受験者の質に激しく左右されてしまう値であるということです。
先ほど書いたように、偏差値は受験者の中で自分の得点がどれほど高いかを示す値なので、受ける試験の受験者のレベルが高いといくら優秀だったとしても偏差値は低く出てしまいます。

東大でも、医学部でも、灘校でも偏差値30の人は必ず現れるのです。
そしてこれの逆についても同じことが言えます。
つまり、周りのレベルの低いと比較的簡単に偏差値80や90という値が取れてしまうのです。

小学生が受けるテストを高校生が受けることを想像すれば理解できますよね?
ここから言えることは、高校や大学の偏差値はともかくとして、個人が偏差値80を取っただとか、偏差値3桁を取ったことがあるなんて言っても、必ずしもその人が優秀だという証明にはならないということです。

もっとも、大概の場合自分の偏差値を誇れる人は優秀ですが
問題点2:(特に大学は)偏差値では測れない面がある
大学にはそれぞれ特徴がある!
次にあげる問題点は、それぞれの学校の特徴が偏差値に反映されないということです。
例えば東大がどの研究においても、またどの授業の質においても日本1なのかといわれると全くそんなことはありません。
この分野はどこの大学が強いというのは必ずありますし、実際それをやりたくてわざわざその大学を選んだなんて言う人も身の回りにたくさんいます。
しかし、偏差値はそんな大学の特徴を全く反映しません。
全くやってることの違う東大、京大、一橋大、東工大が東京一工と並べて称されたりします。
医学部の偏差値についても同じことが言えます。
よく医学部の偏差値ランキングという記事を目にしますが、入ってみるとどこの医学部でもやることはほとんど同じです。
医者になってからどうのこうのなんていう話もありますが、先輩にも違う大学で働いておられる方はたくさんいらっしゃいます。
研究についても、大学によって強い分野は異なりますし、私立医大の方がお金を持っていてしっかり研究できるという話まで耳にしたことがあります。
偏差値で大学を見ることは変だと感じませんか?
問題点3:個性を見ない
生徒側の個性も見ない!
3つ目の問題点として挙げられるのが、生徒側の個性も反映されないという点です。
大学の特徴が反映されないという話ともかぶるのですが、生徒側にも当然個性はあります。
勉強には向いていないものの勉強以外の才能がある人も一緒くたにして偏差値で分類してしまうのは変ですよね?
何のための値なのかを理解しよう
あくまで予備校や先生が処理を簡便化するために作った値!
このように問題点をたくさん挙げてきましたが、やはり偏差値は便利な値です。

点数では比べられないものでも比べられるようになりますからね。
では何が問題なのかと言えば、偏差値の意味していることを知らずに過剰に重視するように仕向けてきたこの社会が問題だと言えるでしょう。
人間だれしも順位や競争が大好きですし、その中で偏差値や学歴というのは格好の材料になりますが、そんな流れに乗せられず今一度偏差値の意味や問題点をしっかりと理解して正しく使っていきたいところですね。

いくら偏差値や学歴がよくても、その意味の捉え方を間違えていると残念な人に見えてしまいます。
まとめ
偏差値は集団の中でどれだけ得点が高いかを表す!
偏差値にも問題点はある!
偏差値の意味を知って正しく使おう!
いかがだったでしょうか?
幸い僕の身の回りには学歴や偏差値の意味を勘違いして振りかざすような人はほとんどいませんが、世の中には意外といてるそうなのでこの記事を書きました。
もちろん、高偏差値、高学歴は素晴らしいことですが、そういう賢い人が偏差値に踊らされていると余計に残念に見えてしまいますからね。

自戒の念もこもっています…
それではまた次回。
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