こんにちは、かずです。
今回はイメージ力の大切さについて書いていこうと思います。
最近思ったことなのですが、イメージ力って実は中学受験においてすごく重要なんですよ。
…といわれても、あまりピンときませんよね。
イメージ力ってそもそも何?って話です。
ということで、はじめに「僕の想定するイメージ力とは一体なんなのか」について書こうと思ったのかについて見ていきましょう。
イメージ力とは
問題の中に入り込む力!
そもそも僕の想定するイメージ力とは一体なんなのか、この答えですが、問題の状況の中に自分をおいて考えることができる力だと考えています。
って言われてもまだ漠然としててピンと来ないと思うので、具体例を挙げて説明しましょう。
先日、小学生の国語を教えていた時のことなのですが、その子は優秀な子なのになぜか物語文で登場人物の心情を読み取るのがすごく苦手だったんですよね。
僕がこの人はどう思っていると思う?って聞いても全く分からないと答えるんです。
そしてまた別の日のこと、今度は難解な説明文を解いて貰ったのですが、いつもは優秀な成績なのに、その時だけみんなに比べてもかなり悪い成績になってしまったんですね。
で、どうしたものかと思って理由を尋ねてみたところ…
どうやら自分の知らない世界の話になると、文章が上手く頭に入ってこなくなってしまうようなんです。
教える側としては、このセリフはどう指導したらいいのか分からなくなるセリフランキングNo.3くらいのインパクトを持っています。
でも、教える立場としては、この問題を解決してあげないといけない…ということでまずは過去の自分と比べてみることにしました。
自分はどうだったか
灘中入試で鮮明に覚えていることがある!
ということで、過去の自分はどうだったのか、自分の知らない世界の話でも上手く理解できていたのか…色々思い出してみた結果なんですが
自分の記憶、全くあてになりません!
というのも、そもそも僕の国語の点数、全く安定してませんでした…
他の人とくらべることもできませんし、調子の良し悪しなどもありましたからね。
ただ、この話と関連して一つ、僕が強烈に覚えているエピソードがあって
僕が受けた年の灘中入試の2日目の数学に速さの問題があったんですけど、その問題文が難解で状況が整理しづらかったんです。
その時に僕がやったことが、消しゴムを2つ使って問題文の状況を再現してみるという方法で、それが功を奏して問題を解くことができたんですが
ちょっと自慢しました。すみません。
これってさっきのイメージ力を上手く使うことができたから解けたのではないかとも思うんですよね。
要するに、問題文が難しく自分の知らない世界であっても、自分をその状況に置いてみることによって状況を把握できる力があったから解けたのではないか、ということです。
まあ、このエピソードのイメージ力とさっきのイメージ力と全く同じかと言われると、難しいところではありますが…
でもなんとなく、イメージ力とはどんなものか、なぜイメージ力が大切だと言えるか分かっていただけたのではないでしょうか?
どうしたらいい?
沢山の経験を積んで沢山本を読んで色んな世界に触れる!
さて、それでは本題に戻って、この「イメージ力が足りない」という問題をどうやって解決すればいいかについてですが
一番手っ取り早く確実なのが、本を沢山読むことだと思っています。
まあ、当たり前ですね。本を読むことで色んな世界を知ることができますし、本の世界に入り込むことによってイメージ力も鍛えることができますから。
ちなみに、お勧めの本をこの下に貼っているので、興味がある人は是非読んでみてください。カラフル、きよしこ以外はシリーズ物です。
しかしながら、じゃあ本ばかり読ませていればいいのかというと、そんなことはありません。
というのも、あまりにも実体験が少ないと、本の世界をイメージする材料がなくなってしまうからです。
例えば「満開の桜の木の下でお花見会」=「辺りが騒がしくて楽しいイメージ」ということが通じなかったりだとか
「いちょうの絨毯」という表現に首をかしげられたりだとか
どちらも実話です。
こういう前提となる様々な体験が無いと、イメージ力以前の問題となってしまうため、必ず色んな実体験をさせてあげるようにしましょう。
ちなみに、これは持論ですが、ゲームもある程度までならイメージ力の強化に貢献してくれると考えています。
最近はリアルなゲームも増えていますし、子供たちも親しみやすく、現実を手軽にシミュレーションできる手段として優秀です。
ゲーム以外にも、自分が習っておきたかった習い事をまとめた記事もあるので、こちらも参考にしてみてください。
まとめ
イメージ力=問題の状況の中に自分を置いて考える力!
イメージ力は難問を解くときに必要!
本と実体験を大切にしよう!
いかがでしょうか?
イメージ力、中々漠然としたものですが、重要性は伝わったでしょうか。
成績が伸びない理由は、意外と勉強をしていないからではなくこういった部分に隠されている場合があるので、今回はこの内容で書くことにしました。
うちの子、案外経験が足りていないかも、なんて思った人は、是非この記事を参考に色んな経験をさせてあげてください。
この他にも、灘校のことや医学部のことなど色々な記事を書いているので、興味がある人は是非読んでみてください。
それではまた次回!
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