こんにちは、かずです。
今回は、僕が灘中学校で数学の授業についていけずに落ちこぼれた時の話を書いていこうと思います。

落ちこぼれと言っても、全教科合計で下位10人に入るとかいったレベルの落ちこぼれではありませんでした…
ただ、数学1教科落ちこぼれただけでも相当大変だったので、是非参考にしていただければと思います。
以前どこかの記事で書いたと思うのですが、僕は中学1年生の1学期の期末テストで、数学だけで平均点-40点を記録し、追試にも何回もかかるほど数学が苦手でした。
もちろんこれは数学を勉強していなかったせいで、卒業する頃には数学を得意科目と呼べるほどにまで持っていけたのですが、実はその過程がとても大変だったのです。

この記事では、落ちこぼれてから復活するまでの過程をしっかりと書いていきます!
灘で落ちこぼれるとどうなるかがしっかり分かっていただけると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは早速みていきましょう。
突然落ちこぼれになる
中間テストが平均点+40点、期末テストで平均点-40点!
まずはじめに、僕がどのようにして数学で落ちこぼれになったのか書いていきましょう。
みなさんは「数学で落ちこぼれた」と聞くと、元々算数が苦手だったのかな?なんて思われるかもしれませんね?
でも実は僕は灘中入学当初、算数が非常に得意でした。

入学試験も他の科目が出来なさすぎて算数だけで通ったと言えるほどに得意でした。
ここで真面目で優秀な子なら、「算数が得意だったんだから、数学も真面目にやれば一番になれるかもしれない」なんて思って勉強するかもしれませんが、そう思える子は落ちこぼれるはずありません。
では当時の僕はと言えば、「算数が得意だったし、数学なんてできないはずがないから適当でいいや」なんて考えていたわけです。

生意気にもほどがありますね。
ということで、小学校の時と同じ様に授業をろくに聞かずに、宿題も適当にやって、もちろん予習や復習をすることもなく遊び倒していたわけですが、不思議なことに1学期の中間テストは非常に良い成績でした。

数学2科目合わせて平均+40点ぐらいあったように思います。
小学校時代の力がまだ残っていたのでしょう。
そこですっかり調子に乗ってしまった僕は、1学期の残りの授業も聞かずに、宿題もサボり、ゲームばかりする生活を送るようになりました。
今思えば、この時から授業で理解できないことがぽつぽつ増え始め、宿題も分からない問題が出てくるようになっていたのですが、まあ調子に乗った生意気中1男子にそんなこと気付けるはずもありません。
その結果…
中学1年生1学期の期末テストにて数学二教科合計で平均-40点、数学落ちこぼれ君誕生です。

ちなみに、この他の教科も軒並み平均を割りました。当たり前ですね。
もちろんめちゃくちゃ怒られて辛い思いをしましたし、僕も「流石にずっとこの成績はやばい」と感じて、ちょっとは勉強する気になりました。
なったのですが…
本当に辛いのはここからだったのです…
自力で追いつく必要がある
補修などは無く追加課題は追試のみ!
以前書いたように、灘校はよく言えば生徒の自主性を重んじる学校、悪く言えば放任主義の学校です。

この下の校風についての記事に書いています。まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。
そして幸か不幸か、この校風は勉強についても当てはまります。
つまり、勉強においても灘校は「生徒が自主的にするものであり、落ちこぼれてしまった生徒も基本的に自力で追いつくべき」というスタンスなのです。

流石に全く放置という訳ではなく、成績が悪いと呼び出されて激励されるくらいはあるようですが、補修授業などはほとんどありません。(一応先生によります)
そして、数学はこの典型例でした。
テストで悪い点を取っても追加プリント、補修授業など一切ありません。
あったのは、本試の類題が並ぶ追試くらいです。

しかも、高校になると追試も一切なくなりました。成績が悪くても授業で注意されるだけで実質完全放置です。
おまけに、やる気を出して必死で復習をして追いつこうと努力しても、学校の方も恐ろしい速度で進んでいくのです。
授業はどんどん進む
復習もしながら学校の進度についていく必要がある!
これも以前の記事で書きましたが、灘校では高2までに高校範囲の勉強を全て終わらせます。

この下の記事ですね。ぜひ読んでみてください。
これが何を意味しているかというと、学校の進度が恐ろしく早いため、復習を頑張っているだけでは学校の範囲には追いつけず、結局成績が悪いままになってしまうということです。
一見すると仕方のないことに思われるかもしれませんが、当の本人にしてみればこれは本当に大変でした。
なにしろ、頑張っても頑張っても新しい範囲の勉強にまで手が回らないため、結局成績には反映されないのです。

自分が成長している感覚がまるでないのです。
しかし勉強は積み重ねです。
復習をしっかりしていないと、結局授業範囲の勉強も理解できません。
ということで努力し続けました。
幸い成績が落ちたところで塾に強制的に入れられて行き始めたこともあり、その結果…
平均まで追いつくのに約2年半
数学1科目で2年半かかった…
平均点を大幅に割った期末テストから2年半、中学3年の2学期の期末テストでようやく平均点を超える点数を取ることができました。

本当に嬉しかったのをよく覚えています。
その後も地道に勉強し続けた結果、無事入試までに得意科目にすることができたのですが、それにしても数学1科目を平均点に戻すのに2年半もかかるとは、正直考えてもいませんでした。

中学1年生の時の自分に、「今さぼったら、学校に追い付くために2年半必死で勉強し続けないといけなくなるよ」と教えてあげたいですね。
数学1科目、しかもまだ差があまりついていない頃に落ちこぼれただけでこの大変さなので、2、3年で複数教科で落ちこぼれになってしまうと平均点まで上がるのも至難の業になるだろうと思います。
成績が悪いからと言って追い出されたりはしませんが、モチベーションや気分の面であまりいいことではないと思うので、灘校にいる人は十分に気をつけてくださいね!
まとめ
落ちこぼれるのは突然!
授業進度も早いので落ちこぼれるとなかなか追いつけない!
授業にはついていった方がいい!
いかがだったでしょうか?
灘校、面白い学校ですが、シビアな一面もあることが分かっていただけたでしょうか?

というか恐ろしいスピードで授業が進んでいるのに、大多数が授業についていってるところも何気に怖いですけどね。
みなさんはこんな僕を反面教師にして、灘に入ってからもちゃんと勉強し続けてくださいね!
この他にも灘について色々記事を書いているので、ぜひ読んでみてください。
それではまた次回!
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