こんにちは、かずです。
今回は灘校OBの僕が実際に感じた、灘校に入るメリットについて書いていこうと思います。
現在灘校を志望している小学生のみなさん、あなた方は何のために灘校を目指していらっしゃるのでしょうか?
あるいはそれをサポートする親御さん、あなた方はなぜ子供を灘校に入れたいのでしょうか?
この下の記事に書いているように、勉強面でのサポートはほとんどありませんし、落ちこぼれたら本当に大変です。
それに、灘校の他にもいい学校は世の中にたくさんあるはずです。
それなのに、なぜわざわざ灘校を目指すのか…
と、ここまで灘校アンチみたいなことばかり書いていますが、今回の記事はそんな漠然と灘校を目指す人に、具体的にどんなメリットがあるのか知ってもらうことを目的としています。
ただ偏差値が高いからだとか、ただ周りが行くからなんて理由で目指していた人こそ、ぜひ最後まで読んで灘校を目指すモチベーションにしてくださいね。
それでは早速みていきましょう。
人との繋がり
先輩や同期、後輩には優秀な人が沢山いる!
灘校に進学するメリットとしてはじめに挙げるのが、「色んな分野のすごい人と繋がることができる」というものです。
一度記事でも書きましたし、少し詳しい人なら知っていらっしゃると思いますが、灘校には有名な卒業生がたくさんいらっしゃいます。
また、卒業生でなくても先輩や同期、後輩に~オリンピックに出てたなんて人がいたり、企業や大会出場など色んな活動をしている人がいたりと、とにかく様々な種類のすごい人が身の回りに沢山いるのです。
そういう人たちに直接講義をしてもらうことができたり、友達として色々な話を聞けたりすると言えば、灘校がすごくいい環境であることが分かっていただけるのではないでしょうか?
しかも、有名な卒業生との繋がりはまだしも、身近な先輩や同期、後輩との繋がりはずっと残り続けます。
例えば特に親しかった数人とは、違う大学へ進学しても(コロナ前には)よく旅行やご飯に一緒に行っていましたし、今でも定期的に連絡しあっています。
灘校時代全然話したことが無かった人でも、大学に入ってから話すようになって、一緒に旅行に行ったなんてこともありました。
これはかなり極端な例ですが、それにしても中高が同じというのは意外と大きな影響力を持っているのです。
このように、多くの素晴らしい人との繋がりが得られるというのは、灘校ならではのものであると同時に最大のメリットだと思います。
灘校志望のみなさんは、ぜひ入学してこのメリットを体感してくださいね。
自分で何かする能力
自分で考えて自分で動くという能力が鍛えられる!
僕が感じた灘校に進学するメリット、2つ目に挙げるのがこの「自分で何かをする能力が鍛えられる」といものです。
以前から散々書いていますが、灘校は基本的に何に関しても自由であり、少々悪く言えば放任主義で無責任な学校です。
知らなかった、なんていう人はこの下の記事を読んでみてください。
他の学校がしているような勉強面での手厚いサポートはほとんどありませんし、部活に入ったら?とか大会に出たら?なんてことも何一つ言われません。
こういう風に聞くと、灘校に入るメリットなんてないんじゃないか?なんて思われるかもしれませんね。
でも、実はこの放任主義こそが灘校に進学するメリットを生み出しているのです。
いったいどういうことなのか、詳しく説明しましょう。
みなさんは中学生や高校生の間、勉強や部活動など何事においても学校できちんとした指導を受けるべきだと考えているでしょうか?
自主的に何かをする前に、とりあえず優秀な大学に入ることが先決だと思っているでしょうか?
多分世間の多くの人は、上に書いた様に「いい大学に入るように努力するのが先決であり、学校にもそれができるような指導を望む」という風に考えているでしょうし、その考え方も正解かもしれません。
実際世の中にある学校の多くがそういう指導方針を取っています。
しかし、そんな敷いたレールを走らせるような教育をしなくても、中学生や高校生は案外自主的に勉強したり、色んな活動をしたりすることができるというスタンスを取るのが灘校なのです。
つまり、適切なタイミングで適切なアドバイスを出して、後は好きにさせることで自分で何かをする力を身に付けさせようという教育方針なのです。
本当にそんな教育が通用するのかなんて思われるかもしれませんが、輝かしい実績や活躍する卒業生がそれを証明していますし、なんの変哲もない1卒業生の僕でさえこの教育の恩恵をひしひしと感じています。
あの教育がなければ、このブログが建てられることもなかったでしょうからね。
自分で何かをする力が付くというメリット、分かっていただけたでしょうか?
貴重な経験
ブログのネタにできるほどの経験が沢山できる!
最後に挙げる灘校に進学するメリットというのが、「貴重な経験がたくさんできる」というものです。
先に挙げた2つのメリットと重なる部分もあるのですが、灘校という環境は本当に何から何まで特殊で、そのために色んな経験をすることができます。
例えば土曜講座だったり、グリコでの広告作り体験実習(上の有名人の記事参照)だったり、普通の学校ではあまりしないような経験ができます。
中には、他の学年でさえできなかった貴重な経験をすることもあるのです。
灘校は学年ごとにそれぞれ数人の担任が付く担任団制をとっており、担任団が遠足の行先や授業カリキュラムを決めているためそんなことが起こるのです。
僕たちの学年の修学旅行中に行われた「タクシー研修」なるプログラムがそのいい例で、班でタクシーを貸し切って好きなところを回るという企画だったのですが、後輩の学年では「全くありませんでした、先輩恵まれてますね!」とのことでした。
1班4人くらいだったので、タクシーを60台ほど貸切って全台自由行動というよく考えるととんでもない企画だったのですが、お陰様ですごくいい思い出になっています。
また、普段の学校生活においても、個性豊かな同期や先輩、後輩と話したり活動したりする過程で、ブログのネタにできるような面白い体験も沢山できます。
貴重な体験が沢山できるというメリット、分かっていただけましたね?
まとめ
素晴らしい人達との繋がりが得られる!
自分で考えて何かをする力が得られる!
貴重な体験ができる!
いかがだったでしょうか?
進学実績やその他の実績で中学校や高校を選びがちですが、大切なのは何が学べるか、子ども、もしくは自分に合っているのはどういう教育かということです。
僕のように何となく灘を目指して、したいこともなく無益な何年かを過ごすことにならないためにも、灘校やその他の志望校がどういう学校なのかしっかりと知っておきましょう。
灘校の情報をもっと知りたいなんて人は、この下の記事を読んでみてください。
それではまた次回。
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