こんにちは、かずです。
今回は僕が塾で小学生を指導する際に注意していることについて書いていこうと思います。
小学生の指導って大変ですよね。
話を聞かずに自力でやりたがる子もいれば、全然やる気が無い子もいて、まさに十人十色という感じです。

特にやる気が無い子はめちゃくちゃ大変です。
でも、いくらやる気がなくても、講師として雇われているなら職務放棄するわけにはいきませんし…
と、こんなことを思いながら、何人もの小学生を指導していると、自然とうまくいく方法が見えてきたので、その方法を書いていこうと思います。
それでは早速見ていきましょう。
頭ごなしに否定しない
心を閉ざされないようにする!
うまくいく方法、1つ目は否定しないことです。
・・・わかってます。実はこれめちゃくちゃ難しいんですよね。
小学生ってほんっとうに理解できない行動をしますし、こちらのことなんて全く考えてませんから。

個別塾で横について授業をしているにも関わらず、遊びだしたり、寝だしたり、完全にぼーーーっとしてたり、例を挙げ出したらきりがありません。
でも、これらの行動を頭ごなしに否定してしまうと、今度は全く心を閉ざしてしまうんですよね。
授業を聞いている振りをするけど全く頭に入ってなかったり、宿題を全くやってこなかったり、完全に嫌われてしまいます。

僕も授業中に遊ぶタイプの問題児だったので、この辺りの生徒の感情はよく分かります。
こうならないようにするためには、粘り強く呼びかけて、問題行動の理由を探り、解決していくしかありません。
例えば、すぐ寝るのであれば、その理由を聞いたり、積極的に「寝るかい?」など声をかけてあげたり
授業中ぼーっとしていれば、気がつくまで待ったり、質問して自分で考えてもらったり
とにかく否定しないで、心を開いてもらい、こちらに意識を向けてもらう、その上で注意したり、別のアクションを提案したりするのがいいでしょう。
なにに詰まっているのか分析する
ヒントがあればできるという子も多い!
続いて2つ目の方法です。
何に悩んでいるのか聞いて、一緒に考えてあげましょう。
というのも、これも小学生によくあることだと思うのですが、問題が分からないと思考が止まり、別のことをし始めてしまうんですよね。
なので、別のことに意識が向き始めたと思ったタイミングで、「何か悩んでいる?」なんて声をかけてあげて、悩んでいることを話してもらうのがおすすめです。

自分が何に悩んでいるのか言語化する練習にもなりますし、一石二鳥です。
で、問題が分からないという答えが返ってきたら、「どの部分が分からない?」とか、「どの辺りでつまっている?」とか尋ねてあげましょう。
これによって、分からない部分をさらに細かく分析することができますし、苦手分野を把握したり、知識のない部分を補ってあげたりといったことなども可能になります。
一つ知識を足してあげるだけで、解けるようになるということも結構あるので、何か悩んでいたり、ぼーっとし始めたりしたら、ぜひ声をかけて一緒に考えてあげてください。

余談ですが、単に勉強をやりたくない言い訳で、「分からない」と言っていることもよくあります。その場合はなぜ勉強をしたくないのかなど、尋ねてあげましょう。
やる気が無い時に勉強させても、ほとんど定着しません。
できる限り話してもらう
話すことで何を考えているのか、何が分からないのか把握できることも!
さて、最後の方法ですが、嫌われない範囲で、可能な限り自分の口で話してもらうようにしましょう。
これは先ほど書いたこととも被るのですが、話してもらうことによって言語化する練習になりますし、何を考えているのか把握しやすくなります。
また、「何でも思ったことを話せる人」になることで、勉強以外の悩みや興味などを知り、そこから成績向上や進路のアドバイスにつなげることも可能になりますから、話してもらうということは本当に大事です。

実際、僕も話しやすい先生の授業は聞く気になりましたし、そんな先生方のおかげで今があると思ってます。
でも、やっぱり中には全然話してくれない子もいますよね。
そんな時には、僕はとりあえず問題を出して話すきっかけを作りつつ、何か興味がありそうなことを探してそのことについて話すようにしています。
例えば、図を凄く丁寧に書く子であれば、「そういうのを書くのが好きなの?」とか、科学系に興味がある子であれば、最新技術の話をするだとか
無口な子でも、自分の興味のあることについては話してくれたりしますし、緊張がほぐれるのもありますしね。
皆さんもぜひこの方法を使ってみてください。

しつこくすると心を閉ざされてしまうので、その点にだけ注意が必要ですが。
まとめ
頭ごなしに否定しない!
悩んでいたら尋ねて、一緒に考えてあげる!
なるべく話をしてもらう!
いかがでしょうか。
まあ、分かっていても難しいというのはありますが、意外と子供の方も成長は早く
1週間の内1時間しか指導してなくても、2か月ほど経てば「勉強に前向きになった?」なんて思うこともあるので

もちろん、僕だけでなく他の先生の働きもありますが
ぜひ根気強く働きかけてあげてください。

この他にも、中学受験に関する記事や、灘校生活についての記事、医学部の記事など色々書いているので、ぜひ読んでみてください。
それではまた次回。
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