はじめに
こんにちは、かずです。
今日は勉強を楽しめる方法について、書いていきたいと思います。
テレビで東大生とかがよく「勉強は趣味」だとか「勉強は楽しいもの」だとか言ってますよね?
でもみんななんで勉強が楽しいのか、どうやったら勉強が楽しめるかなんて全然教えてくれません。
そこで今回は、どうやったら勉強が楽しくなるかについてご紹介していこうと思います。
勉強法についてはこちらの記事でも詳しく書いているので、是非参考にしてみてください!
それでは早速見ていきましょう!
楽しいのは知識を使うときだけ?
知識を応用するときももちろん楽しい!
僕も昔は本当に勉強が嫌いでした。
なんでこんなことをしないといけないんだ、と思いながら親に塾の課題をひたすらさせられていたのを思い出します。
多分テレビで勉強が楽しい、などと言っている東大生も、みんな幼いころは勉強することは嫌いだったと思います。
これはある意味仕方のないことです。
なぜなら、幼いころの勉強というのは、理解していても演習を積んでいかに早く問題を解くかという勉強だからです。
でもこの記憶から勉強が嫌いになってしまうのは、すごくもったいないと思います。
なぜなら、上の学年になればなるほど勉強する内容は複雑で深く、より面白いものになっていくからです。
僕が勉強を初めて面白いと感じたのは、小学5年生で算数オリンピックを受けた時です。
今まで見たことないタイプの算数の問題がいっぱい出てて、考えるのがすごく楽しかったのを今でも覚えています。
小5で初めて、それまで積んできた知識が生きたと感じるくらいなので、それまでに勉強に対して苦手意識を持ってしまうのは本当にもったいないと思います。
例えるなら、料理に関する知識を学ぶだけ学んで、料理を食べに行くのをあきらめるのと同じです(?)
まず知識を積む段階がつまらないということに気づき、また知識を応用することの楽しさに気づけば、勉強に対して少し前向きでいられるのではないかと思います。
でもこのままだと、勉強するのが楽しいのは知識を使うときであって、知識を積むのはつまらない、またそもそも知識を積むのが苦しいなら、無理に勉強する必要もないのではないか、と思う人も出てくるのではないでしょうか?
そうした人に答えるため、次は知識の大切さについて書いていきたいと思います。
知識はなぜ必要?
社会に出た時にしっかり評価してもらうため!そしていろいろなことを楽しむため!
そもそも知識なんて必要?って思う人もいると思います。
サイン、コサインやルートなんて、普通に生きていたら使うことなんてない!みたいなこともよく耳にしますし、実際塾で生徒に教えていてもよく言われます。
でも、こういう一般教養といわれる知識を持っておくのには理由があります。
自分の評価に関わる
それは、社会に出た時に、人に過小評価されないためです。
これは本当に重要なことです。
僕の大学での友達に、都道府県の県庁所在地を全然覚えていない人がいました。
普通に生きている分には、全くいらない情報ですよね?
でも結構周りの人にそのことをからかわれて、面白がられていました。
つまり、そういった知識が無いこと=(言葉は悪いですが)馬鹿であるとして扱われてしまうのです。
これは,一般教養はすべての人が学ぶもので、いわばその人の学力を知る一種の指標となってしまうために起こります。
どれだけ専門的な知識があったとしても、一般教養がないだけで人から馬鹿にされ、評価を不当に下げられてしまう可能性もあるのです。
そうならないためにも、勉強はしっかりとしておかなければいけません。
でもそんな先のことを言われても、って思いますよね?
そういう人には、知識をつけるもう一つのメリットを紹介しましょう。
世界が広がる
知識があると、自分の見える世界が変わります。
例えば、お寺に行くことになったとします
なにも知識がない人にとっては、ただのどこにでもあるお寺です。
でも、少し歴史の知識があれば、これは何時代に建てられたから、この柱やこの手すりは500年前に作られたのだろうか?とか、あの有名な人も触ったのかとか色々思えるようになるわけです。
そう考えると、普通のその辺にあるお寺もすごいものに見えてきます。
そこに地理の知識も加わると、今度はその歩いている町が、実はそのお寺を中心に作られた町だったことに気づくかもしれません。
このようにどんどん世界が広がっていくと、色々なことに気づくことができます。
なんか楽しそうに思えてきましたよね?
では次はいよいよこれを応用して、効率よく知識をつける方法について学んでいきましょう。
効率のいい知識の付け方
興味を持とう!
暗記法の記事でも触れたと思いますが、知識はただ覚えようとするだけでは身につきにくく、また覚えることもつまらなくなってしまいがちです。
実際、英単語とか古文単語とかは、何周やっても覚えていないとかよくありますし、そういう知識に限ってすぐ忘れたりします。
でもその一方で趣味の知識や、得意な科目の知識はずーっと残ってたりします。
この差はなんでしょうか?
まあもちろんお分かりの通り、好きか嫌いか、興味があるかないかですよね。
興味を持つことで…
でもここでもう少し考えてみましょう。
興味があるものだと、1回読んだりするだけで知識が定着する、すなわち知識の定着率が上がるのでしょうか?
これについての研究があるのかは分かりませんが、その可能性はあると思っています。
脳の報酬系が楽しいと認識して、その信号により記憶に関与する回路を活性化される、という可能性が無いとは言い切れないからです。
ただ個人的には、定着率はほとんど変わらないと思います。
では興味がどこで働くのかというと、人間の努力にかかわってきます。
前に新しい趣味を始めた時に思ったのですが、楽しいことでも最初に覚える知識は、すごい勢いで抜けていきます。
興味が働くのはこのタイミングであり、ここで人間がまた覚えなおそうとするからこそ、知識が定着していくのです。
また、次こそは忘れないぞというやる気にもつながります。
だから、興味を持って取り組むということが、知識を楽しんで覚えていくうえで一番大事なのです。
興味を持って勉強するためには、どうすればいいのでしょうか?
興味を持つために
面白いエピソードなどを、いろいろ調べてみよう!
勉強に興味を持つのはなかなか難しいことです。
特に最初の内は全く分からず手探りの状態で、かつ基礎をやっているので、何が面白いのかさっぱり分かりません。
歴史を学ぶ
こんな時におすすめな方法が、まず歴史を見てみることです。
趣味や学問として成立しているなら、たいていどの分野でも結構深い歴史があります。
その中には、例えば生物学のDNAモデル解明の際の、フランクリンの報われなかったエピソードや、ノーベル物理学賞を受賞したファインマンの面白いエピソードなど、興味をひかれるような話が色々あります。
いろいろな先生が一連の授業の最初に、歴史を教えてくれる理由は、僕が言ったように歴史からその分野に対して興味を持ってもらって、勉強してもらうためだろうと思っています。(大抵失敗するのは、先生の話が面白くないからだとも思っています)
詳しい人から話を聞く
次に、歴史なんて興味ないよなんて言う人にお勧めしたいのが、その分野が得意な人の話を聞くことです。
これは本当におすすめです。
なぜかというと、その分野に詳しい人は、その分野の何が面白いか知っている人が多いからです。
灘に通っていた時代、周りにある特定の分野を極めている人が多く、本当にそういう人たちの話を聞くのが面白かったですし、実際僕もそれに影響されて化学や生物の勉強をしていたので、自分の経験からも是非一度やってみてほしいと思います。
単語でネットサーフィン
でもそれでも無理な人、そもそもそんな奴周りにいないなんて人に対して、最後にお勧めするのが、出てくる単語をひたすら調べまくることです。
その単語の由来、背景、関連事項について徹底的に調べます。
これは何をしているのかというと、いわばその単語についての「研究」です。
もちろんその「研究」の過程で新しい言葉に出会ったら、またそれを調べます。
これを繰り返しているうちに、他の分野とも関係があることに気づき、色々と調べたくなってくるはずです。
つまり「研究」によって、深いところまで学ぶ楽しさを知り、自分の隠された知的探求心を呼び覚ますという手法なのです!
こう聞くとすごいかっこよさげですが、実際は単語でネットサーフィンをするって感じですね。
ネットサーフィンする感覚で、自分が興味を持ちたい分野の調べ物をすると、色々な情報が出てきたり論文に行きついたりしてすごく楽しみながら学習できるので、どうしても興味が持てないという人は一度やってみてください。
まとめ
勉強を楽しむためには知識をつけよう!
知識をつけるためには興味を持つことが大切!
いろんな方法で楽しく知識を勉強しよう!
まとめとしてはこんな感じですね。
これも暗記法の時に書いたと思いますが、勉強は楽しんだもの勝ちです。
好きこそものの上手なれ、ということわざにもある通り、一度興味が持てればそこからはどんどん勉強がはかどるでしょう。
興味が持てない、と思うのではなく、無理にでも興味を引き出してみせる、くらいに思うのが大事だと思います。
というわけで今回はここまでです。
それではまた次回。
コメント