現役医学部生が書く、どこの医学部を志望すべきか?【大学受験】【出願】

勉強法
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こんにちは、かずです。

今回は、共通テストが終わりいよいよ出願校を決めるという人向けに、医学部の選び方について書いていこうと思います。

「え?医学部なんてどこも6年で卒業するし、カリキュラムも似たようなものだからどこを選んでもいいんじゃないの?」

こう思われる方も多いと思いますが、実は医学部選びはその6年間、そしてその先にも影響してくるものなんですよね。

この記事では、それらについて僕が実際に医学部に入って思ったことも含めて書いていくので、知らなかったという人も、知っていたという人も、是非最後まで読んでみてください!

それでは早速見ていきましょう!

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入学試験が得意な形式か

数学と英語だけしかいらないところもある!

まず一つ目の選択基準ですが…これは正直当たり前ですよね。

多分ほとんどの受験生が、入学試験の形式と偏差値で志望校を選んでいることでしょう。

ただ、あまり詳しくない人のために軽く説明しておくと、一部の例を除いてほとんどの医学部は共通テストと2次試験の合計点(単純な合計ではなく傾斜がかかります)で合否を判断するんですが

この合計点を算出するにあたって、どのような傾斜がかかるか、2次試験でどの科目が必要かが大学によって変わるんですよね。

例えば、徳島大の医学部なら共通テストと2次試験の点数配分が9:4で、2次試験は数学と英語だけ受ければいいのに対して

京都大の医学部なら共通テストと2次試験の点数配分は1:4であり、2次試験には国語、数学、英語、理科が必要といった具合です。

なので、共通テストがめちゃくちゃ得意で、医学部に絶対に行きたいという人なら、徳島大のように共通テストの配分が高い大学を受けるという判断ができるわけですね。

かず
かず

もちろん、大学ごとの難易度もあり、それが簡易的に偏差値という数値で表されるわけですが

ただ、成績だけで判断した結果、後から後悔することもあって…

6年間どういう風に過ごすか

周りに何もないとやはり楽しくない!

後悔する最大の理由が、この「医学部での6年間どういう生活を送れるか」というところにあります。

例えば、周りに遊ぶところ、更には飲食店すらない医学部に進学してしまうと、せっかくの大学生活6年間が中々大変になってしまうのは想像できるでしょう。

また、進級が厳しければ、遊ぶところがあっても試験勉強に追われ辛い日々を過ごさなくてはいけない、なんてことも起こります。

かず
かず

進級が厳しいって言っても、言うほどでしょ?なんて考えは捨てておきましょう。大学の進級は高校と比較にならない程厳しく、勉強していなければ本当に落ちます。詳しくは下の記事を読んでみてください。

これは実際に僕が感じていることですが、テストが多く進級が厳しいというのはどうにも嫌なものなんですよね。

というのも、テストが1つ増えるだけで、少なくとも1ヶ月テスト勉強の時間が必要になる=1ヶ月自由な時間が無くなる訳です。

また、そういう大学は概して出席にもうるさい、となると、長期で何か動かすのは非常に難しくなります。

なので、大学に入って自由に何かしてみたいと考える人や、華やかな大学生活を送りたいと考える人は、成績だけで決めずに立地や進級の厳しさなども調べて判断しましょう。

国試合格率は重要か?

ちなみにですが、国試合格率は(あくまで個人的にですが)全く気にする必要はないと思います。

というのも、合格率はその学年にどれだけまじめな人が集まったかの指標であり、さらに1年ごとに大きく前後します。

かず
かず

あと、進級の厳しさと大きく相関している訳でもありません。

親は国試合格率を意識するかもしれませんが、やりたいことが明確にあるならちゃんと自分の意志で選びましょう。

出身大学はずっと聞かれる

気にする人は要注意!

後悔する理由2つ目としては、やはり自分の大学のネームバリューに納得がいっていないということが挙げられるでしょう。

これは確実性を求めて一段階志望校を下げて出願した人に起こるのですが…中々難しい問題です。

何しろ入学までは何も思わなかったのに、入ってから「やっぱり一生この学歴は嫌だな」なんて思うこともあるわけですからね。

浪人は全く関係ない

まあ、個人的には「そういう人はチャレンジしてもいいんじゃないか」なんて思っています。

というのも、大人はよく「ラスト1年分の給料がもらえないことを考えると1年早く医師なる方がいい」なんて言いますが、自分の進路次第で生涯収入はそれ以上に変わりますし

一生コンプレックスを抱えながら医師をする方が嫌ではないかと思うんですよね。

あと、医学部は浪人生が非常に多いので、何浪かなんて全く気にされません。

もっとも、周りにも迷惑がかかることなので十分に考えるべきですが、選択肢の1つとして頭の中に入れておくといいでしょう。

他大に厳しい大学もまだ残る

もちろん医局にもよる!

さて、最後の後悔する理由ですが、考えている病院に就職しづらいことが挙げられます。

というのも、医師の世界には医局という人材派遣所のようなものが存在し、それが各大学の各科それぞれにあるのですが、その影響力が結構強いんですよね。

なので、医師は基本的にはどこかの医局に所属してその提携病院で働くことになるのですが、各医局、一部例外を除きその大学の存在する都道府県周辺にしか影響力を持っていません。

つまり、地方の医学部に進学した人が自分の大学に就職すると、基本的にはその地方で働き続けることになる訳です。

もちろん、他の大学やその関連病院に就職し、そのまま他の大学の医局に所属することもできますが…

やっぱり一部の大学や一部の医局は他の大学からの生徒に厳しかったりするんですよ…

なので、どこの地域に就職したいなどのこだわりがある場合には、その地域に関連病院を多く持つ大学を選んだ方がいいかもしれません。

かず
かず

オープンなところも多くなっているので、よほどのこだわりが無い限り上2つで選ぶといいと思います。

まとめ

医学部選びは大変重要である!

6年間どのように過ごしたいか、何を求めるかで選ぼう!

学歴を気にするならチャレンジするのもあり!

いかがでしょうか?

実は僕自身、医学部はどこでも一緒だろうと思って選んで、後から少しだけ後悔したタイプの人だったりします。

かず
かず

特にテストの多さには辟易しています。大学は勉強する場ではありますが、勉強させる場ではないと思うんですよね。

こうならないためにも、受験生の皆さんはしっかりと自分が出願する医学部を吟味してくださいね!

この他にも僕が通っていた灘高校の話や、医学部の話など色々な記事を書いているので、興味がある人は是非読んでみてください。

かず
かず

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それではまた次回!

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